キレイにするつもりが逆効果!「ステンレス水筒」が劣化する“NGな洗い方4つ”「気を付ける」

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2025.07.16

暑い夏、職場や学校へステンレス水筒を毎日持っていく人も多いでしょう。ステンレス水筒を長く大切に使うには、洗い方が重要。「飲み物が冷えにくい」「持ちが悪い」と感じている方は、自己流のお手入れに原因があるかもしれません。ここでは、じつは間違いな「ステンレス水筒のNGな洗い方」を4つご紹介します。

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NGその1.食洗機に入れる

食洗機に入れる出典:stock.adobe.com

忙しい日にはつい頼りたくなる食洗機。しかし、洗えるのは食洗機に対応しているタイプだけ。ステンレス水筒によっては非対応のものもあるため、“とりあえず食洗機”はNGです。
誤って食洗機で洗うと、コーティングや塗装がはがれたり変形したりと劣化につながります。
食洗機の使用可否はものによって異なりますので、取り扱い説明書をよく確認しましょう。

NGその2.塩素系漂白剤で洗う

塩素系漂白剤出典:stock.adobe.com

ステンレス水筒に溜まった頑固な茶渋や汚れは、塩素系の漂白剤を使うと手っ取り早いような気がします。
しかし、これはNG。ステンレス水筒の内側がさびる原因になります。塩素系漂白剤の影響で穴が開けば、真空状態を維持できなくなり使えなくなるおそれも……。
お手入れに漂白剤を使うのなら、“酸素系”を選びましょう。ぬるま湯と酸素系漂白剤でつけ置きすると、蓄積された汚れもスッキリ落ちます。

キッチン泡ハイターとキッチンハイター

ただし、花王の「キッチンハイター」「キッチン泡ハイター」は、ステンレス水筒の内側のお手入れに使用しても問題ありません。(注意:ステンレス水筒の外側は、塗装やロゴ・印刷などが施されていることが多いので使用は避けましょう)
キッチン泡ハイターは原液のままスプレーして2分放置すれば除菌完了でき、5分のつけ置きなら茶渋汚れに効果てきめんです。必ず使い方や使用量、つけおき時間の目安を守り、しっかり洗い流しましょう!

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NGその3.ゴシゴシ強くこする

ブラシ出典:stock.adobe.com

ステンレス水筒の汚れが気になると、つい力を入れてゴシゴシこすりたくなりますよね。しかし、ステンレスは傷つきやすくやわらかいため、ブラシやスポンジで汚れを力ずくで落とすのはNGです。
ステンレス水筒の内側に傷がつけば、そこから腐食したり汚れが溜まりやすくなったりとリスクしかありません。
スポンジはやわらかいものを選び、力を入れすぎずに優しく洗うのが正解。茶渋などの汚れが気になる場合は、酸素系漂白剤や台所用中性洗剤でゆるめてから落とすと、ステンレス水筒を傷つけずにお手入れできます。

NGその4.研磨剤入りのクレンザーを使う

クレンザー出典:stock.adobe.com

研磨材入りの洗剤は、頑固な汚れに効きそうな半面、ステンレス水筒に傷がつくおそれがあります。細かい傷ができれば、雑菌や汚れが溜まりやすくなるため要注意。
クリームクレンザーはもちろん、メラミンスポンジもステンレス水筒のお手入れに不向きですので、安易な使用は控えましょう。

正しい洗い方で、水筒はもっと長持ち

ステンレス水筒は、見た目以上にデリケートなアイテム。毎日の洗い方ひとつで、清潔さも、持ちも変わってきます。
自己流の洗い方で大切なステンレス水筒が劣化することのないよう、正しいお手入れを意識してみてください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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