熱帯夜に「切タイマー運転」はNG!そのワケは?
夜であっても、エアコンを途中で停止すると熱中症の危険があります。エアコンがついているときは快眠できますが、タイマーが切れたとたんに少しずつ室温は上昇。その結果、知らないうちに熱中症リスクが高まってしまうんです。寝ている間に体内に熱がこもりやすく、脱水症状や倦怠感につながることもあります。
睡眠の質も下がる
エアコンのタイマー運転は、切れた直後はしばらく快適です。しかし、時間が経つにつれて室温と湿度がぐんぐん上がれば、寝苦しさから目を覚ますことも……。
切タイマーを設定したけれど、結局朝方にエアコンをつけ直した経験がある方もいるはずです。このように暑さで目が覚めて睡眠が中断されれば、眠りの質にも影響が出ます。しっかり眠りを確保できずに疲れも取れなければ、体調不良にもつながります。
快眠につながるエアコンの使い方
夜間の熱中症を防ぐには、ずばり「エアコンのつけっぱなし」で対策できます。快眠できる寝室の温度は、26℃程度が目安。湿度は50%前後が望ましいです。
エアコンの設定温度や除湿運転も活用しながら、寝室を快適に眠れる環境に整えましょう。
「つけっぱなし」でも意外と電気代はかからない
一晩中エアコンをつけっぱなしにするとなると、電気代が心配になる方も少なくないでしょう。じつは、電源を途中で何度もON・OFFするよりも電力消費は少なく済みます。特に熱帯夜のように外気温が高い日には、切タイマー運転を使って、暑くて目が覚め、エアコンを何度もON・OFFするよりも、設定温度を保ちながら運転し続けた方が効率的で、省エネになることもあるのです。
また、エアコンだけに頼らずサーキュレーターや扇風機で冷気を循環させるのもひとつ。冷たい空気は下に溜まる性質があるため、サーキュレーターを使うと部屋中ムラなく涼しくなります。
エアコンを上手に使って熱帯夜を乗り切ろう
寝苦しい熱帯夜を快適に乗り切るためには、エアコンを賢く使うことが何より大切です。タイマーを使って途中で切るのではなく、適切な温度でつけっぱなしにする方がぐっすり眠れて、翌朝の目覚めもスッキリ。暑さで体調を崩さないためにも、また夜間熱中症のリスクを下げるためにも、今夜からエアコンの使い方を見直してみてはいかがでしょうか?