戸建て住宅の「2階のトイレ」で気をつけたい“3つのリスク”「兆候があるかも」「だから臭いのか…」

家のこと

stock.adobe.com

2025.08.16

戸建て住宅の場合、1階だけでなく2階にもトイレがあると、朝の混雑時や夜中の移動が減って便利ですよね。最近では新築・リフォーム時に2階にもトイレを設ける家庭が増えています。しかし、2階だからこそのちょっとした“落とし穴”も……。ここでは、2階のトイレにありがちな「3つのリスク」と注意点についてもご紹介します。

広告

リスクその1.臭いがあがってきやすい

2階のトイレ出典:stock.adobe.com

2階トイレでときどき感じる不快な臭い……それ、排水トラップの「封水切れ」が原因かもしれません。
トイレの排水には、水がフタのような役割をする“封水”という部分があります。この封水はトイレの使用頻度が少ないと蒸発するため、1階よりも使う機会が少ない2階のトイレは臭いやすくなるんです。
「最近2階のトイレを使ったのいつだっけ……」と思ったら、意識的にトイレを使うか、用がなくても水を流しましょう。

リスクその2.詰まりやすい

トイレのトラブルに悩む女性出典:stock.adobe.com

2階トイレは1階に比べて排水管が長く、曲がりも多い複雑な構造になりがちです。さらに、重力の影響で水圧が弱くなりやすいため、流れがスムーズでない場合も。
そのため、お掃除シートや大量のトイレットペーパーを一度に流すのは、1階よりも詰まりのリスクが高くなります。
水圧が弱くなりやすいので、お掃除シートを流すのは避けたほうが無難。万が一詰まりや漏水が発生すると、1階まで影響が出る場合があるので注意してください。

広告

リスクその3.水漏れによる二次被害がある

水漏れ出典:stock.adobe.com

2階のトイレ問題で深刻なのは、万が一水漏れが起きた場合。2階からの水漏れによって、1階にも大きなダメージを与えてしまうことがあります。
トイレの配管まわりや便器の継ぎ目にヒビや劣化があると、見えない場所からじわじわ漏れてくるケースも……。水漏れは早期発見が大事ですので、便器の周囲に水が溜まるなど水漏れの兆候がないか、しっかりと点検しましょう。

リスクを知って、きちんと対策を

わが家も2階にトイレがありますが、便利な一方で臭いや詰まりといったリスクにも直面しました。今のところ水漏れはないものの、万が一に備えて対策は必要だと感じています。
使用頻度が少ないからこそ、こまめにチェックを。リスクを避けるためにも、気にかけてみてはいかがでしょうか?

広告

著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る