ドアガードの役目は防犯ではない
ドアガードは「ドアが急にガバッと開かないようにするため」のもの。現在はあまり見られませんが、ひと昔前まではセールスマンが自宅にやってきて、ドアを無理にこじ開ける……というケースも少なくありませんでした。こういった迷惑を防ぐためのものだったんです。
そのため、防犯対策としては不十分。すき間からヒモや輪ゴムなどを使って解錠できる方法もあるため、外からの侵入は100%防げません。
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ドアガードを外から開けられないようにする対策
ドアを開けたときにできるすき間を使えば、ロックを解除することもそう難しくないため、「ドアガードをしているから大丈夫」と過信するのは、ちょっと危険かもしれません。そこで今回は、ほんのひと手間で、ドアガードを“外から開けにくくする対策”を紹介します。
用意するもの
・わりばし
・セロハンテープ
・ラップ
手順1.わりばしにセロハンテープを巻きつけて固定します
手順2.わりばしをドアガードのすき間にはまるようにカットします
ドアガードにわりばしをあてて、ちょうどはまる大きさに印をつけておきましょう。
カットする際は、ニッパーやはさみを使ってケガをしないよう行ってくださいね。
手順3.わりばしをラップで巻き、テープでとめる
カットしたわりばしをラップで巻いて、セロハンテープでとめれば……。
これで対策グッズの完成です!
このわりばしをドアガードのすき間にはめると……。
ドアガードのすき間が塞がれ、いくらドアを押しても玄関は開かなくなりました。ドアガードのすき間がないので、万一カギを開けられても、外から扉を引いてもドアが動かず開けられる心配はありません。時間稼ぎや侵入の抑止力に有効です。
ただし、わりばしを入れる対策はあくまで簡易的なもの。開けにくくはなりますが、完全なロック機能ではありません。
より本格的な防犯を考えるなら、防犯性能が優れているカギへの取り換えも検討しましょう。