ナゾの境目の正体は……
マンションの廊下によくある、ナゾの境目。その正体は、「ドレンレール」と呼ばれる大切な排水設備なんです。
多くの人がその役割を知らずに見過ごしていますが、その役割は室外機の排水をきれいに流すための導線。ドレンレールは見た目こそ地味ですが、あるのとないのとでは床の清潔さに差が出ます。
エアコン室外機の排水を誘導してくれる
ドレンレールは、エアコン室外機の近くについていることがほとんど。それもそのはず、ドレンレールの目的は、室外機の排水を溝に流すためのものなのです。
通常はドレンホースから出た水がただ流れていくだけ。室外機まわりが水びたしになるのも、この水によるものです。
これを防ぐのが、ドレンレールの役目。排水をドレンレールに流すことで、床を汚すことなく処理できます。
床が劣化しにくくなるメリットも
ドレンレールがあるおかげで、床が水びたしにならない“見た目的な”清潔感をキープできます。さらに、床が濡れないことで、コンクリートのシミや目地の傷みといった劣化リスクも減らせます。
ドレンレールはどのマンションにも必ずある設備ではありませんが、最近は大規模修繕の際に後付けするケースもあるようです。
ドレンレールのおかげで廊下はいつも清潔
なんてことのない溝に見えるドレンレールですが、マンションの廊下をキレイに保つためには欠かせないものです。
ただし、室外機のホースがドレンレールから外れていると、排水が床に漏れ出す可能性があります。清潔感をキープするためにも、ホースの先端がレールに入っているか定期的に見直してみましょう。