原因その1.ゴミが溜まりすぎている
紙パック式やサイクロン式、どちらの掃除機でも共通するのが、「ゴミの溜めすぎ」による吸引力の低下。紙パックがいっぱになっていたり、ダストカップにホコリがびっしり詰まっていたりすると、本来の吸引力が発揮できません。
紙パック式の掃除機は8割程度溜まったら、サイクロン式なら掃除するたびにゴミを捨てましょう。こまめなゴミ捨てが、吸引力をキープする秘訣です。
原因その2.吸い込み口が詰まっている
吸い込み口のローラー部分やホースの先端に、ゴミが詰まっていませんか? 髪の毛や糸くずがブラシに絡まっていたり、ペットの毛がホースの奥で団子状になっていたりすると、空気が通りにくくなって吸引力が落ちる原因になります。
ゴミが思うように吸い取れないと感じたら、吸い込み口をチェックしてみましょう。できれば、定期的に絡まった髪の毛や詰まったホコリを取り除くお手入れをすると◎
髪の毛がなかなか取れない場合は、リッパーやハサミを使うと簡単に取り除けますよ。
原因その3.フィルターが汚れている
意外と見落としがちなのが「フィルターの汚れ」。掃除機の排気フィルターやモーター保護フィルターがホコリで目詰まりしていると、内部の空気循環が悪くなり吸引力がダウンします。機種によって、水洗いの可否が異なりますので、適切なお手入れ方法を必ず確認しましょう。
取扱説明書に従って、月に1回程度の掃除を習慣に。フィルターのゴミは粉状で散らばりやすいので、屋外など汚れても気にならない場所で行うことをおすすめします。
それでも直らなければ「故障」の可能性も
ゴミ捨て・ノズルの掃除・フィルター洗浄をしても吸引力が回復しない場合は、モーターや基板など内部パーツに不具合がある可能性もゼロではありません。
「ゴミを吸い込む力が弱い」と思ったら、まずはお手入れを。それでも難しければ、メーカーのサポートセンターや販売店に相談してみましょう。