教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
ゴーヤの栄養を逃さない食べ方
ゴーヤを切った後、ゆでたり、水にさらしたりしていませんか? ゴーヤの苦みを取るために塩もみをしてから水で洗い流すと、栄養が損なわれてしまうのです。
栄養を損なわずに苦味をやわらげるには、調理法や味つけで工夫するのがおすすめ。ゴーヤをラップに包んで電子レンジで調理すると、水で失う栄養を逃さずに摂ることができます。ぜひ、旬の食材を楽しみましょう。
「ゴーヤ1本、ペロリ!絶品作り置き」の作り方
保存は、冷蔵庫で3日が目安です。
材料
- ゴーヤ……1本(250g)
- ツナ缶……1個
- かつお節……1つかみ
- すりごま……小さじ2
- しょうゆ……適量
- 酢……適量
作り方
1.ゴーヤをそのまま電子レンジで加熱をすると、破裂する恐れがあります。切込みでもよいですが、今回は包丁で半分にカットしてから使います。ラップでフワッと包んで600Wの電子レンジで2分加熱(500Wの場合は2分20秒)加熱します。
※ゴーヤの大きさによって、加熱時間を調節してください。
2.加熱後、ラップに包んだまま流水で冷やし、粗熱を取ります。手で持てる温度になるまで冷やします。
3.スプーンを使って、ゴーヤの綿と種を取ります。
4.ゴーヤを薄切りにします。
5.ボウルにゴーヤ、ツナをオイルごと、すりごま、かつお節、しょうゆ、酢を加え、よく混ぜ合わせます。
※ノンオイルのツナ缶を使う場合は、ごま油やオリーブオイルをひと回しするのがおすすめです。油を一緒に摂ると、ゴーヤのβ-カロテンの吸収もアップします。
6.お皿に盛りつけて、できあがりです。
夏バテを予防する栄養満点の作り置きです。たっぷりのご飯のお供にお召し上がりください。苦い食べ物は薬膳的に、熱を冷ます効果が期待できます。暑気あたりやむくみに効果的なゴーヤを夏バテ防止に役に立ててください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。