教えてくれたのは……小林青果株式会社
創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。
ゴーヤの苦味をやわらげたい
ゴーヤ(または苦瓜)は、その独特の苦味で知られる夏の野菜です。
この苦味は、ゴーヤの栄養価の高さと密接に関連しており、多くの健康効果が期待されています。しかし、料理や好みによっては、この苦味を和らげたい場合もありますよね。
ゴーヤの苦味は「下処理」の仕方がポイント
ゴーヤの苦味を和らげるためには、下処理が重要です。苦味を抑えるための洗い方から下処理までの手順をご紹介します。
洗い方
1.表面のゴツゴツした部分を手で軽くこすりながら、流水で洗い流します。汚れが気になる場合は、ため水に浸しながら、こすり洗いしましょう。
2.両端を少し切り落とし、縦半分に切ってワタと種を取り除きます。
ゴーヤのワタは苦味が少なく栄養価も高いため、取り除かなくても問題ありません。苦味をより抑えたい場合には、取り除くことをおすすめします。
下処理の仕方
苦味を和らげるための下処理としては、塩もみが一般的です。
1.ゴーヤを薄切りにし、小さじ6分の1程度の塩をまぶしてからもみ込み、10分ほど時間をおきます。
2.水気を絞ってから料理に使用しましょう。この下処理方法により、ゴーヤの苦味を抑えることが可能です。
栄養キープのためには「塩もみ」のみで調理しよう
ゴーヤを加熱する際には、下茹ですることで苦味をさらに抑えることができます。ただし、茹でると栄養素が失われやすいデメリットも。
栄養を損なわずに苦味を取りたい場合は、塩もみのみで調理することをおすすめします。