秋の“エアコン掃除”でやってはいけない“NGお手入れ”3つ「自己流は危険…」「絶対やらない」

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2025.09.20

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。外気温が落ち着いてきた今、夏に活躍したエアコンの掃除に取りかかる方は少なくないでしょう。しかし、自己流でケアするのは要注意。ここでは、秋のエアコン掃除で気を付けたい「NGなお手入れ方法」をご紹介します。

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NGその1.除菌スプレーをかける

除菌スプレーをかけるのはNG出典:stock.adobe.com

エアコンの臭い対策として、家庭用の除菌スプレーや消臭スプレーが使えそうな気がします。スプレーでカビ臭さを解消できるなら、手っ取り早いですよね。
しかし、エアコンにスプレーをかけるのはNGです。揮発性のあるスプレーを使うと、エアコンが発煙・発火を引き起こす可能性があります。
アルコールが含まれている除菌スプレーはもちろん、市販の消臭・防虫剤も使用NGです。

エアコンの臭いは、エアフィルターや吹き出し口のお手入れを行うと、解消できる場合があります。

NGその2.市販のエアコン洗浄スプレーを使う

エアコン洗浄スプレーの使用はNG出典:stock.adobe.com

手が届かない内部の掃除を行うために、市販のエアコン洗浄スプレーを使いたくなるかもしれませんが、多くのメーカーは使用を推奨していません。
エアコン内部には電気部品が多く、洗浄液が電装部分に飛び散ると故障するおそれがあるためです。また、発火・発煙するリスクもあり、一歩間違うと危険をともないます。洗浄液の排出がうまくいかないと、汚れがドレンホース内に詰まるおそれも……。

エアコン内部の掃除は、プロのクリーニング業者に依頼すると安心です。エアコン洗浄スプレーはお手頃ですが、安易な使用は控えましょう。

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NGその3.自分で分解する

自分で分解するのはNG出典:stock.adobe.com

基本的に、エアコンを自分で掃除できるのは“見えている範囲”だけです。素人がエアコンを分解するのは、絶対にNG。想像以上にリスクが高く、内部の電源ユニットや高圧部品に誤って触れると、感電や漏電の危険があります。
専門業者に依頼するエアコンクリーニングの費用はかかりますが、無理に分解しエアコンが故障すれば、買い替えの費用を負担しなければいけません。自力で内部洗浄をするのは避けてください。

正しいケアで冬も快適

秋のうちにエアコンをお手入れするのは、暖房を使う“冬への備え”として大事なことです。しかし、適切な方法で行わなければ元も子もありません。
取扱説明書を確認のうえ、適切な方法でエアコンをキレイにしましょう。

※参考:独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)エアコンの内部洗浄による事故に注意
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2020fy/prs200625.html

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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