炭酸飲料のペットボトルの「突起」の正体は
コーラやサイダーなどの炭酸飲料のペットボトルをよく見ると、底の部分に突起がついてゴツゴツしているのが分かりますよね。
もちろんこれはデザイン性ではなく、炭酸飲料を安全に保存するためのくふうなのです。
ペットボトルの底に突起があるのは、以下のような理由があります。
1.炭酸飲料の強い圧力に耐えるため
炭酸飲料のボトルは、中のガスが膨張することで常に強い圧力がかかっています。もし底がまっすぐだったら、その力に耐えきれず変形したり破損したりする危険もあります。そこで、底に花びらのような突起をつけ、圧力を分散させているんです。
2.ペットボトルを自立しやすくするため
突起をつけて圧力が分散されると、ペットボトルがぐらつかず形が安定するメリットもあります。立てて置いたときも倒れにくくなるのも、この形だからこそなんです。
ペットボトルの形にも着目してみて!
ちなみに、炭酸飲料のペットボトルは円筒になっているのも、ペットボトルの強度を高めて自立しやすくするためのもの。炭酸ガスが溶け込んでいる飲み物を安全に保管できるのは、考え抜かれたこの形のおかげなんですね。
ペットボトルの炭酸飲料を飲むときは、ぜひその形にも注目してみてください。
※突起の数や形状はメーカーによって異なる場合があります。