NGその1.オーブントースターで使う
キッチンペーパーによっては、電子レンジ対応の耐熱タイプもありますが、オーブントースターでは使用できません。
オーブントースターはヒーターの熱が直接あたるつくりになっているため、紙を敷いたりかぶせたりすると、あっという間に高温になり発火する危険があります。湿り具合や種類によって燃えやすさは変わりますが、火災につながるおそれが非常に高いです。
NGその2.直火で使う
キッチンペーパーは、直火での使用がNG。キッチンペーパーは燃えやすい紙製品、パッケージにも「直火やオーブン不可」と書かれているものがほとんどです。
紙に火が近づけば、すぐに焦げたり炎が出たりするのは当然のこと。実際にわたしも、誤ってキッチンペーパーに火が移った、“ヒヤリハット”の経験があります。
直火での使用を避けるのはもちろん、コンロなど火気の近くに置くのも避けてください。
NGその3.油を含ませて密閉して捨てる
天ぷらや揚げ物で使った後のキッチンペーパー。ついそのままゴミ袋に入れてしっかり縛ってしまいがちですが、じつはとても危険な行為です。
油は空気に触れると、酸化して熱を持ちます。袋の中で熱がこもると自然発火のおそれがあり、実際にゴミ箱から発火した事例も報告されているんです。ちなみに、揚げ物をした後、熱いままの油をキッチンペーパーや新聞紙に吸わせて捨てるのも非常に危険です。高温だと油の酸化が一気に進み、発熱や発火の危険が高まります。油を含んだキッチンペーパーを捨てるときは、必ず冷ました後に水を含ませて処分しましょう。
ふだんの何気ない行動を見直して
キッチンペーパーはとても便利な道具ですが、安易な使い方が事故につながることもあります。安全な暮らしを守るためにも、ぜひキッチンペーパーの扱い方には注意してください。
※参考:岡崎市「身近に潜む自然発火に注意してください!!」
https://www.city.okazaki.lg.jp/1100/1115/1301/p039374.html