釜底センサーは温度調整をしてくれる大切な部品
炊飯器の内釜を取り外すと、下に見えるボタンのようなものが見えます。これは「釜底センサー」と呼ばれるもので、炊飯器内の温度を正確に検知する大切な部品です。
ここが汚れていると、ごはんの炊き上がりにも影響が出るおそれあり! しかし間違った方法でお手入れをすると、炊飯器が故障する可能性があるため注意が必要です。
「釜底センサー」のNGなお手入れ方法
炊飯器の釜底センサーは、かたく絞った布で水拭きが基本です。汚れがひどい場合でも、次のお手入れ方法は避けてください。
NGその1.洗剤を直接かける
釜底センサーが汚れていても、直接洗剤をかけてはいけません。水洗いですすぐこともできませんので、洗剤を直接塗布することは避けましょう。
水拭きでも汚れが落ちない場合は、台所用中性洗剤を含ませた布やスポンジで拭いた後に、しっかりと水拭きしてから乾拭きで仕上げるとピカピカになります。
NGその2.水洗いする
センサー部分を水で流すのも、絶対に避けたい方法のひとつ。水分が内部に入り込むとショートやサビの原因になり、炊飯器自体が使えなくなることもあるんです。
釜底センサーの水洗いは避け、お手入れは水拭きにとどめましょう。
NGその3.取扱説明書で禁止している掃除グッズを使う
ブラシやスポンジなど、釜底センサーのお手入れに使える掃除アイテムはメーカーや機種によって異なります。
たとえば三菱電機製の炊飯器の場合、釜底センサーにこびりついた汚れはサンドペーパー(800番程度)でこすり落とすのが正しいお手入れ方法です。その一方で、タイガー製の炊飯器の場合は、布や綿棒で軽く水拭きするのが適切と記載されています。
このように、メーカーや機種によって掃除方法が異なるため、自己流のお手入れは避けましょう。取扱説明書に記載されていない掃除アイテムの使用や、お手入れ方法は避けましょう。
正しいお手入れで美味しいごはんを炊こう
炊飯器の釜底センサーは、毎日のご飯をおいしくするための大切な心臓部。お手入れ方法を間違うと、キレイになるどころか炊飯器の寿命を縮める原因になります。
正しい方法でお手入れを行い、旬の新米を美味しく炊飯しましょう。