段ボール椅子を作る方法
用意するもの

- 段ボール箱(底にテープを貼った状態)
- 定規
- ペン
- カッター
- ガムテープ
段ボール箱は、底をしっかりガムテープで貼り、箱の形になったものを用意します。強度を出すため、できれば厚みのあるしっかりした段ボールがおすすめです。
作り方の流れ
1.段ボールの側面にペンで印をつける


段ボールの側面に、赤い点線の位置を目安にペンで印をつけます。この線に沿ってカッターで切り込みを入れるための目印になります。
2.ペンで印をつけた部分にカッターで切り込みを入れる


画像の1の点線は、完全に切り込みを入れます。2と3の点線部分は、折りぐせをつけるためのものなので、途中まで軽く切れ込みを入れる程度にしましょう。

カッターの刃は少しだけ出して使うのがポイントです。軽くなぞるように切り込みを入れると、安全で扱いやすいです。
3.切りこみを入れた部分を中に折り込む


切り込みを入れた部分を内側に折り込みます。しっかり折りぐせをつけておくと、後の工程で安定しやすくなります。
4.フタを閉じてガムテープで固定する

折り込んだ部分を押さえながらフタを閉じ、上からガムテープでしっかり固定します。

完成です!

体重をかけてもつぶれにくくなり、一時的な簡易椅子として使えます。
※体重や使用環境(湿度・温度など)によって段ボール椅子の強度は変わります。長時間の使用や重い体重には向きません。使用前に必ず安定性を確認し、慎重にご使用ください。
いざというときに頼れる、段ボール椅子
普通に組み立てただけでは、すぐにつぶれてしまう段ボール箱も、少しの補強を加えるだけで、しっかりとした椅子に早変わりします。今回使用した段ボールは小さめで薄手のタイプでしたが、それでも短時間座るには十分な強度がありました。
避難所やキャンプなど、椅子がない状況でとても役立ちます。普段から作り方を知っておくだけでも、いざというときの安心感につながりますよ。身近な素材で手軽に作れる「段ボール椅子」、ぜひ一度試してみてくださいね。
