なぞの音は「気圧」によるもの
なぜ音が鳴るのかというと、その原因は「気圧」です。気密性の高い部屋では、状況によって室内と屋外の気圧に差が出ることがあります。このように気圧のバランスが崩れると、部屋の気圧が下がり「負圧」という状態に。
その結果、エアコンのドレンホースが空気の通り道となり、外気が入ってくる際に“ポコポコ”と音が鳴る場合があるんです。
エアコンの音を解消する3つの方法
音が気になる場合は、部屋と屋外の気圧のバランスを整えて解消しましょう。その対処法は3つあります。
対処法その1.キッチンやお風呂の換気扇を止める
家の中の空気は、換気扇をまわすと外へ引っ張られるしくみです。
そのため、音が気になるときは、使っていない換気扇を一度止めてみるのも手。 数分もすると、音が落ち着くこともあります。音がおさまった場合、機械の故障ではなく気圧によるものだと判断できます。
対処法その2.部屋の窓を少し開ける
換気扇を止められないときは、窓をほんの少しだけ開けてみましょう。空気が入るすき間をつくると、家の中の空気の流れが安定します。
調理中や浴室乾燥を使っているときは、知らないうちに部屋が負圧になっていることもありますので、窓を開ける習慣をつけてみてください。
対処法その3.逆止弁をつけて外気の逆流を防ぐ
何度も音が出るようなら、ドレンホースに「逆止弁(ぎゃくしべん)」を取り付けることも検討しましょう。逆止弁は外気がホースから入り込まないようにする小さな部品。価格は、ホームセンターでも数百円から千円台です。
自分で取り付けできるタイプもありますが、少し不安なときは電気店やメーカーサポートに相談を。逆止弁をつけておくと、ポコポコ音だけでなく、虫の侵入も防げるので一石二鳥です。
対処しても改善されない場合は故障を疑って
エアコンのポコポコ音は、ドレンホースへ空気が流入する音である可能性が高いものの、100%そうだとは言い切れません。対処しても改善されない場合は、メンテナンスを検討して、音の原因を調べてもらいましょう。



