実は使えない!「アルカリ電解水」で“掃除NGな場所”3つ「劣化する」「どこにでも使えない」

家のこと

2025.11.03

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。ほぼ水(99.9%水成分)でつくられている「アルカリ電解水」は、家中の掃除に使える便利なアイテム。とはいえ、すべての場所をお手入れできるわけではありません。ここでは、素材の劣化につながる「アルカリ電解水で掃除できない場所」をご紹介します。

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1.革製品

NGなもの①革製品出典:stock.adobe.com

革製品は、長く使うためにもお手入れが欠かせません。しかし、アルカリ電解水と革製品は相性がよくないため、使用は避けた方が無難です。アルカリ電解水は、革製品のたんぱく質を分解するため、ツヤがなくなったりひび割れたりするおそれがあります。
革のバッグやソファをお手入れする場合は、専用のクリーナーやクリームなどのケアグッズを使うのが基本です。
間違っても、アルカリ電解水で汚れを落とすのは避けましょう。

2.曇り防止コーティング付きの鏡

NGなもの②曇り止めコーティングつきの鏡

アルカリ電解水は鏡のお手入れもできますが、特殊加工が施されている場合は要注意。お風呂場や洗面台にある「曇り止めコーティングの鏡」には、アルカリ電解水を使用できません。
鏡のコーティングはとてもデリケートで、アルカリ性の液体に弱いため、コーティングが剥がれるおそれがあります。防曇コーティングがある鏡には、中性洗剤を薄めたものや水拭き後に柔らかい布で仕上げる方法がおすすめです。

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3.液晶画面

NGなもの③液晶画面出典:stock.adobe.com

スマホやテレビの画面は、指紋防止や反射防止などのコーティングが施されています。液晶画面のお手入れにアルカリ電解水を使うと、コーティングが剥がれてツヤが失われたり、白っぽくなったりすることがあるため、使用はNGです。
液晶自体も水分に弱く、スプレーの液が入り込むと故障の原因になることもあります。画面の汚れは、マイクロファイバークロスや薄めた中性洗剤を使い、やさしく拭き取りましょう。

アルカリ電解水にも使えない場所はある

アルカリ電解水は、油汚れや手あかに強く、家事の時短にもなる便利なアイテムです。しかし、ここまでご紹介したように、アルカリ電解水にも“使えない場所”があります。
どんな洗剤でも、使える場所と使えない場所があるものです。アルカリ電解水を正しく使って、家中の掃除に役立てましょう。

※素材や製品によって反応が異なる場合があります。もし使用する場合は、取扱説明書を確認し、目立たない場所で試してからお使いください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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