捨てる前にちょっと待って!
年末が近づくと、気になり始めるのが大掃除の準備です。「できるだけお金をかけずに、手軽に掃除を進めたい」と思う方も多いのではないでしょうか。実は、日常で思わず捨ててしまうあるアイテムが、掃除道具としてとても便利に使えることをご存じですか?
身近な素材を上手に再利用すると、収納しやすく扱いやすい掃除グッズに生まれ変わります。しかも、ちょっとした工夫でかわいく仕上げれば、大掃除のやる気アップにもつながります。
今回は、「捨てる前にひと手間加えるだけで掃除に役立つアイデア」をご紹介します。手軽に試せる方法なので、ぜひ取り入れてみてください。
ストッキングが掃除に使える

伝線したり履けなくなったストッキングは、多くの生活情報サイトや家事の達人たちによって、掃除道具として再利用できるアイデアが紹介されています。
ストッキングが掃除に使われる理由
ストッキングが掃除に活用される背景には、ナイロン素材のいくつかの特徴が関係していると考えられています。
1. 静電気を帯びやすい性質
ナイロンは静電気を帯びやすい素材として知られています。この性質により、摩擦によってホコリが付着しやすくなります。多くの方が、この特性を利用してホコリ取りに活用しています。
2. 薄くて柔軟な素材
ストッキングは薄くてしなやかなため、家具や家電の隙間など、通常の掃除道具では届きにくい場所にもフィットします。また、ナイロン素材は一般的に柔らかいため、デリケートな表面でも比較的使いやすいとされています。
3. 目が細かい
ストッキングの編み目は細かいため、細かいホコリもキャッチしやすいと言われています。
かわいい掃除アイテムに変える作り方
ここからは、見た目もかわいく、使いやすい掃除アイテムに仕上げる簡単な方法をご紹介します。用意するのは、捨てる予定のストッキング1枚だけです。

まず、仕上がりをきれいにするためにストッキングを裏返します。


片足ずつ手を入れて先端をつまみ、くるりとひっくり返すだけで準備完了です。

次に、ストッキングを全体の四分の一あたりで折り曲げます。
さらに同じ長さでもう一度折り、細長い帯状に整えます。

中央を軽く握り、残った部分を2周ほど巻きつけて結びます。


すると、リボンのような形になります。

最後に端を軽く引っ張って形を整えれば完成です。
活用とアレンジのポイント

完成したストッキングのリボン型掃除アイテムは、窓拭きはもちろん、テレビ裏や棚の上、照明カバーなどのホコリ取りにも活躍します。タイツやレギンスでも同じように作れますが、デニールの低いタイプは折る回数を増やすと、ボリュームが出てます。
大掃除のシーズンにはもちろん、日常のちょっとした掃除にも便利です。捨てる予定のストッキングが思わぬ形で再活用できるので、家計にも環境にもやさしいアイデアになります。
※効果には個人差があります。掃除効果は使用する場所や汚れの種類によって異なります。
※デリケートな表面への使用にご注意ください。傷つきやすい素材や、特殊なコーティングが施された表面では、事前に目立たない部分で試してからご使用ください。

