夫が家事が得意なことにモヤモヤする。「引け目」を感じる根深い思い込み

家族・人間関係

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2026.04.22

こんにちは。家事シェア研究家の三木です。 ここ数年、「うちは夫も家事やってくれてます」というご家庭が増えてきたなと感じます。喜ばしいことであると同時に、だからこその新たな「モヤモヤ」もあるみたいです。それが「引け目」。ここには根深い問題が潜んでいそうです。

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夫が家事が得意で「引け目」を感じる……

夫が洗い物をしているところ出典:stock.adobe.com

夫が料理や掃除が得意で、そのことに対してどこか引け目を感じてしまっている。そんな話を聞きました。 ママ友に話せば、ただうらやましがられるだけだし、いまの時代、夫のほうが家事が得意でもべつに構わないはずなのに。

この引け目がどこから来るのか、話を聞いていくと、その理由は「女性なのに、夫より家事が苦手」ということへの、根深い思い込みがあるようでした。 また、「うちは、俺がご飯作ってるんだよ」という話が保護者同士が集まる場などで出ると、いたたまれない気持ちになってしまうとのことでした。

夫ができる=妻はできない!?

妻出典:stock.adobe.com

この話を聞いていて感じたのは「夫ができる」と反比例するように「妻はできない」と思われてるんじゃないか、という心配でした。 本来、夫ができることと、妻が苦手であることに関係はありません。もし妻が8点なのだとしたら、夫が10点だろうと3点だろうと、妻の点数は上がりも下がりもしないはずです。 それなのに「夫ができる」と言われると「妻はできない」と言われているように感じてしまっていたのです。

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頭ではわかっていても……

考える妻出典:stock.adobe.com

いまは「男女平等」が大切だと言われる時代です。 頭ではわかっているし、そうあるべき、と思ってもいる。ですが、まだどこかで「家事育児は女性の方が、得意」だと思いこんでしまっている。 これは、男性も女性も、どちらも思っているでしょう。また、現実を見ても家事育児の多くは女性が担っていることも、その思い込みを裏付けてしまっているかのようです。

それでは、この「引け目」どうやったら解消することができるでしょうか? ポイントは2つです。

1.夫のスキルと自分のスキルは関係ない

協力し合う夫婦出典:stock.adobe.com

まず最初に大事なのは、夫が家事を褒められたとしても、妻の家事の評価が低く見られたわけではない、というのをしっかり意識すること。 この思い込みがあると、夫が褒められる度に「でも、予算のこと考えてないし、作りながら洗うってことができないんだよね」というように、課題点ばかりに目が向いてしまいます。

そうなると、自分の中でも夫のダメなところに意識が向いてしまうし、夫も面白くない。それに「ああ、そんなところまで気がついて、やっぱり妻さんのほうが家事上手なんだな」と、妻の家事評価が上がる……なんてこともありません。つまり、誰にとってもいいことがない。

むしろ「夫の作る鯖の味噌煮は絶品!」など、具体的な例を上げることで、夫も「鯖の味噌煮よろこんでもらえてたんだな!」と嬉しい気持ちになるでしょう。

2.比べるのではなく、協力し合う

協力し合う夫婦出典:stock.adobe.com

引け目を感じてしまうのは、自分ができてない、と思ってしまっているから。 夫のほうが家事が得意だったとしても、まったく何も家事をしていない、ということはないのではないでしょうか。 いま、家庭が回っているのは、夫婦お互いに協力し合っているからです。

夫が料理が得意なら、それはありがたいスキルです。それを夫婦で比べる必要はありません。 お互いの持っている「時間」や「スキル」。これをいかに活用して、協力し合いながら家庭を回すか。 大事なのは、そこなのです。

比べるのではなく、協力し合う。 そして、お互いが、お互いのおかげだね、としっかり労い合う。 そうすれば、引け目を感じることもなくなるはずです。

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著者

三木智有

三木智有

NPO法人tadaima!代表 日本唯一の家事シェア研究家/子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント。著書に『家族全員自分で動く チーム家事』がある。

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