汗に濡れると服が臭うのはなぜ?
洗ったばかりなのに、汗をかくと臭う……。その原因は、繊維に残った汚れや菌です。
汗で湿り、体温で温度が上がることで、残っていた菌が再繁殖します。それがニオイの正体なんです。
スポーツウェアは、構造上ニオイが残りやすい
スポーツウェアに多い化学繊維は、汚れやニオイが残りやすい構造になっています。しかも、速乾素材はすぐ乾くため、汗をかいても不快感が少なく、そのまま着続けられますよね。
綿なら「気持ち悪い」と着替えるところを、速乾だから着続けてしまう。その結果、ウェアは思っているよりたくさんの汗を吸っているんです。
まずは「すすぎ」を見直す

ウェアのニオイ対策として、洗剤や柔軟剤を変える前に、まずは基本を見直しましょう。
「すすぎを制する者は、洗濯を制す」
これは、私がよくお伝えしている言葉です。それくらいニオイ対策において、すすぎが大切なんです。
見直しポイント
- 洗濯槽はきれいですか?(汚れた槽で洗っても、ニオイは改善できません)
- すすぎは2回以上に設定していますか?
- 洗濯物を詰め込みすぎていませんか?
こうしたポイントを意識するだけで、洗い上がりは改善します。
段階を踏んでニオイ対策
それでもニオイが気になる場合は、段階を踏んでみてください。
ステップ1: 洗濯槽をきれいにする+すすぎを増やす
ステップ2: 洗剤をアルカリ性の粉末洗剤に変えてみる(汗は酸性なので中和できる)
ステップ3: それでもダメなら、つけ置き洗い
つけ置きは「最終手段」として

吸湿速乾などの機能素材は、つけ置き洗いしない方がいい場合もあります。機能が劣化したり、生地を傷めたりするリスクがあるからです。
でも、毎回ニオイが気になると不快ですよね。
服を守るか、汚れを落とすか。
それは使う方の判断です。洗濯表示に反しても、清潔さを優先したい場合は、つけ置き洗いも選択肢のひとつ。ただし、色落ちや生地の傷みが起きる可能性があることは、理解しておいてくださいね。
つけ置きする場合のやり方
40℃のお湯にアルカリ性粉末洗剤を溶かし、30分〜2時間ほどつけ置きしたあと、いつも通り洗濯機で洗います。
一度で取りきれない場合は、何度か「つけ置き→洗濯」を繰り返してみてください。
ニオイを防ぐ、普段の習慣
- 脱いだら放置しない(湿ったままの時間が長いほど菌が増えます)
- すぐ洗えないときは、ハンガーにかけて乾かしておく
- 洗濯槽を定期的に掃除する
また、ウェアに汗を吸わせないように、インナーを着るのもおすすめです。
「このウェア、もう寿命かな」と買い替える前に、ぜひ一度自宅でできるニオイ対策を試してみてください。
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