1.「使っていないモノ」を家から出す
まず見直したいのは、収納の中に眠っているモノ。「いつか使うかも」と取っておいたモノが、気づけば何年も使われていない……ということはありませんか? モノが多い家では、必要なモノをすぐに取り出せなかったり、収納の奥に何があるのか分からなくなってしまいます。
だからこそ、9月は一度、「今の暮らしに本当に必要?」と問いかけながら、家の中を見直してみましょう。特におすすめなのは、玄関や廊下、リビング、キッチンなど、防災用品を置いている場所の見直しです。「捨てる」ことを目的にするのではなく、必要なモノが、必要なときにすぐ使える状態にする。これが、おうちの備えにつながります。
2.「もしものとき」を考えて収納を見直す
片付けをするとき、普段の使いやすさだけでなく、「災害が起きたらどうなる?」という視点を加えてみましょう。たとえば、玄関や廊下にモノが置かれていないか。家具の上に落ちやすいモノを置いていないか。寝室の近くに、倒れてくるモノがないか。家族が夜間、暗い中でも避難できる状態になっているか。
こうして考えてみると、防災は「防災グッズを買うこと」だけではありません。家の中を安全にしておくことも、大切な備えです。9月の片付けでは、「ここにモノがあって大丈夫?」という視点で、家の中を一周してみましょう。
3.「食品・日用品のストック」を一度リセットする
最後におすすめしたいのが、食品や日用品のストック整理です。防災用として購入した食品や日用品が、収納の奥に入ったままになっていませんか? 備蓄は、しまい込んで終わりではありません。「使う → 買い足す」という循環を作っておくと、無理なく続けられます。
たとえば、水、レトルト食品、缶詰、乾麺、トイレットペーパー、ティッシュ、電池、常備している日用品などを一度確認してみましょう。期限が近いものから普段の食事で使い、足りなくなったモノを補充します。「防災専用のモノを大量に買う」のではなく、普段使っているモノを少し多めに持つという考え方なら、家族みんなで続けやすくなります。
9月は「片付け」と「備え」を一緒にする
9月になると、「そろそろ衣替えをしなくちゃ」と思う方も多いでしょう。そんなときこそ、しまう前に見直す。これを習慣にしてみませんか? 「今年一度も着なかった服」「来年も使うか分からない夏用品」「存在を忘れていたストック」を見直すだけでも、家の中は少しずつ軽くなります。そして、家が整うと、家族が必要なものを見つけやすくなり、避難経路も確保しやすくなります。さらに、備蓄の量も把握しやすくなります。
片付けは、見た目をきれいにするだけではありません。家族を守るための「暮らしの土台」を整えることでもあります。大がかりな片付けをしなくても大丈夫。まずは、引き出し1つ、棚1段から。
9月の小さな見直しが、これからの暮らしの安心につながります。秋を気持ちよく迎えるために、家族が安心して暮らせる家にするために。今年の9月は、「片付けながら備える」を始めてみませんか?



