「デコポン」と「不知火(しらぬい)」は違う?美味しい“不知火”を見分ける方法

料理・グルメ

 「デコポン」と「不知火(しらぬい)」は違う?美味しい“不知火”を見分ける方法

2023.04.01

こんにちは、スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。春になり、さまざまな種類の国産柑橘が出回る時期になってきましたね。みなさんは柑橘の中でどの品種が好きですか?私の中でおすすめしたい柑橘はいくつかありますが、その中から今回は「不知火(しらぬい)」を紹介していきます。 不知火は頭の突起が特徴的な柑橘で、「清見」と「ポンカン」の掛け合わせで生まれた品種です。糖度が高く、果汁も多いため、人気が高く、リピーターが多い果物です。 そんな不知火、せっかく買うなら鮮度がよく、ひときわ甘くておいしいものを選びたいですよね。ただ、果物って鮮度とは別に「甘さ」や「酸味」のバランスがよくないとおいしく感じないので、野菜以上においしいものを選ぶのは難しいですよね。 そこで今回は「鮮度が良くおいしい不知火の選び方」を紹介していきます。ぜひこの記事を最後まで読んで今が旬の不知火をたくさん食べていただけると嬉しいです!

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 おいしい不知火の選び方を紹介

鮮度がよく、おいしい不知火を選ぶ際のチェックポイントを4つ紹介します。

  • ずっしり重量感がある
  • 濃いオレンジ色
  • ヘタが緑
  • デコポンを選ぶ

※お店でよく出回っている一般的な品種の話です。品種によっては例外がある場合があります。

おいしい不知火を選ぶときは、まず不知火の「重さ」をチェックしましょう。

重さをチェック

不知火は収穫から時間がたつと、徐々に水分が抜けていき軽くなっていきます。ずっしりと重量感のある、不知火は果汁たっぷりジューシーでおいしいんです。

次に不知火の「果皮の色」に注目しましょう。

皮の色

不知火の皮の色は濃いオレンジ色のものを選ぶと良いです。柑橘は皮の色が濃いほど、完熟して甘味が増していると考えられています。

また「ヘタの色」も合わせてチェックしておきましょう

ヘタの色

ヘタは鮮やかな緑色のものを選びましょう。不知火のヘタを見ることで鮮度状態がわかります。ヘタが茶色く枯れているようなものは収穫後時間が経過している可能性が高いんです。

最後にPOPの表示が「デコポン」のものを選ぶと間違いないです。

実は「デコポン」と「不知火」は同じ品種です。不知火は品種名ですが「デコポン」は商標名(ブランド名)なんです。

13度以上、酸度1.0度以下という厳しい基準を満たし、かつ熊本県果実農業協同組合連合会を通した不知火しか「デコポン」として販売できないようになっています。

もちろん産地の関係で熊本県果実農業協同組合連合会を通せず、不知火として出荷されたものの中にはおいしいものもありますが、明確な基準が定められている「デコポン」であれば、間違いなくおいしいということです。

ただし、デコポンも不知火と同じように収穫から時間がたつと鮮度は落ちていくので、重さや、ヘタの色はチェックしてから購入しましょう。

今が旬の不知火をたくさん食べてください

今回は「おいしい不知火の選び方」を紹介しました。

どうせ買うならおいしい不知火を買いたいですよね。今回紹介した選び方を使って、不知火をたくさん食べて頂けたら嬉しいです。

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著者

青髪のテツ

青髪のテツ

八百屋歴10年、SNSで野菜の発信活動を続けています。 総フォロワー40万人を超えました。 野菜・果物の選び方、保存方法、簡単レシピ、節約について書いていきます。

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