全て100円ショップで揃う「多肉植物の寄せ植え」のつくりかた。愛でて癒され…梅雨の晴れ間のお楽しみ!

カルチャー

 全て100円ショップで揃う「多肉植物の寄せ植え」のつくりかた。

2023.06.24

「趣味に『ハマる』女性たち」連載でお話しを伺った住田直子さんに、気軽にスタートできる100円ショップで全てが揃う「多肉ちゃんお迎えキット」と、植え方、育て方をご紹介いただきました。

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もくじ

全て100円ショップで揃います。
土で環境を整える
小さいスコップは必需品
苗も100円で売ってます
鉢は2種類用意してもらいました。
いよいよ植えていきますよ
夏に向けての育て方のコツ
さらに…元雑貨店オーナーの技が光ります。
お忙しい方に特にオススメ!

全て100円ショップで揃います。

スターターキット全て100円ショップで住田さんが見つけてきてくださいました。

土で環境を整える

まずは多肉ちゃん以外の土や鉢(缶)小さなスコップなどのお道具のご紹介です。

土1Lほどのサイズの袋でさまざまな土が販売されています。

左の鹿沼土は実は土ではなく、軽石が砕けて小さな粒になっているもの。したがって、通気性と保水性がともに良く、多肉ちゃんを育てる環境にはとても合うとのこと。今回は、右のサボテン・多肉植物の土と混ぜて使います。

サンプルイメージこのように予め2種を混ぜた土を使います。

小さいスコップは必需品

スコップ細かい作業には小さな道具があるととても便利。

小さな苗を植えるため、右の小さめスコップはとても便利。左のセットは苗を植え付けるために、根を収める穴を開けたり、苗をつまんでで狙った場所に植えるためのもの。また、1つの鉢に多くの苗を植える寄せ植えをするときにはピンセットもよく使うそうです。

苗も100円で売ってます

苗ポットから出すとこんな感じです。

苗は売られていた時のポットからそっと取り出します。手でこの土をやさしく揉みほぐして土を取り除き、このように葉っぱと根だけの姿にします。

苗たちポットに入っていた土は、キレイに取り除いて根だけにします。

一般的に夏になると「あまり根は触らない方が良い」とされていますが、本格的にまだ暑くはない梅雨時には、少しくらいは根が切れてしまっても大丈夫。思い切って土をとってあげることが大切です。苗の向こう側に見えるのは、植木鉢ではなく、お菓子作りで活躍する粉をふるう道具です。

鉢は2種類用意してもらいました。

粉ふるいひとつめはお菓子作りで使われている粉ふるい。

こちらが粉をふるう道具です。細かい網になっている底が水はけにとてもいいとのこと。あともう1つはブリキのカワイイ缶。缶の底にには、水はけのための穴が開いていないので、トンカチでコンコンと叩いて穴を開けてあげてくださいね。

とんかち雑貨売場にあるおしゃれな缶の底に穴を開けたら植木鉢として使えます。

今回は4つの苗を寄せ植えにするので、大きめな粉ふるいを鉢に見立てて植えることにしました。

いよいよ植えていきますよ

穴を開けて植木鉢以外にも多肉ちゃんの育つ環境に良いものはいっぱい!

鹿沼土とサボテン・多肉植物の土を混ぜたものを粉ふるいの中に入れ、配置が偏らないように気を付けて、真上からよく見ながら植えていきます。今回は4つのポットの苗を購入しましたが、1つだけが株が2つに分かれていたので、100円でさらにちょっとお得なお買い物ができました。

植え込み苗が育つことを考慮して、狭苦しくならないように配置します。

夏に向けてどんどん育っていくので、真上から見ると少し土が見えて、苗が育つ余白があることが大切です。新しい株が顔を出してきたら、カット出来る大きさになるまで待って、夏の暑さが落ち着いてきた頃にできるだけ現状維持のまま、新しい土に植えてあげて下さい。

こつ多肉ちゃんを夏に向けて元気に育てるコツは?

夏に向けての育て方のコツ

多くの多肉ちゃんをすくすくと育てている直子さんにこれからの季節に気を付けるべきことをお聞きしました。

すまいる「種類にもよりますが、ほぼほぼお水と日光に気を付ければ大丈夫」

直子さん「まず水やりのメリハリですね。やりすぎないことが大切で、お水が多いとジュレるといって、葉っぱが溶けてしまって跡形もなく無くなってしまいます(笑)これは本当にびっくりするんですが、ある日突然いなくなってしまうので猫や鳥に取られたのか?と思うほどです。

水お水をやりすぎないように…が育て方の一番のコツ。

土が乾いたら水をあげる、乾燥するタイミングを必ず作る、ということを心がければ元気に育ちます。基本、暑さには強いのですが真夏の日光には弱く、数時間でダメになることもあるので、水のやりすぎと真夏の直射日光にだけは気を付けてください。

さらに…元雑貨店オーナーの技が光ります。

デコちょっとしたアイデアでギフトにもOKの寄せ植えになりました。

さらに!側面にハギレと麻ひもを飾れば雑貨店で売られているような、素敵な寄せ植えになりました。

さらにデコさらに、手持ちのピックでデコレーション

ピックを飾れば、ギフト感が増してさらにいい感じ。こちらも100円の食品用の串にシールを貼り付けた直子さんのオリジナル作品。

ぴっくこんなシンプルなピックでもとてもかわいい!

赤いピックだと、グリーンに映えてさらにカワイイイメージになりますね。こちらは串や楊枝にビーズをボンドで貼り付けたもの。

ピックいろいろ手持ちのお弁当ピックでも季節感を演出できますね。

こちらも100円ショップで販売されている食品用ピック。お弁当に大活躍するアレですね。季節感を意識した寄せ植えのデコレーションには大活躍!

お忙しい方に特にオススメ!

サンプルイメージ「手間のかからない多肉ちゃんは、忙しい人の味方です!」

子どもたちが独立した後、雑貨店を持つ夢を叶えて順風満帆だった直子さんですが、突然スタートした介護生活でお店を手放し、趣味のクラフトをする時間も無くなり、ひたすらお父さまへ尽くされる日々の中で多肉ちゃんのお世話が良い気分転換になったそうです。

ろちえ直子さんが「このお花が大好き!」と仰るクラッスラという種類の『呂千絵(ロチエ)』

直子さん「全ての時間を介護に費やしていたような生活で、自分の時間が全く無くなったわけではなかったんですが、クラフトをする気力が無かったんです。そんな時でも、ほんの5分で枯れた葉を取り、水をあげて、葉挿しができる多肉ちゃんのお世話だけはできたんです。すくすく日々育ってくれる新しい命に介護で疲れた心を励まされて、そして癒されて乗り越えてきた気がします。100円ショップで苗と道具と土を手に入れて、多肉ちゃんを愛でて癒されて欲しいです。お忙しい方には特にオススメしたいです。」

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著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター歴20年。「あなたに逢いに行きます」取材ではなく出会い、インタビューではなく会話。わかりやすい言葉で丁寧に「ひと」を伝えます。好きなものは、サーフィンと歌舞伎、主食はチョコレート。#人生はチョコレート

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