部屋干しの困りごとは「湿度」が原因?!
ダイキン工業が共働き核家族世帯の男女400名を対象とした実態調査によると、部屋干しをするときの困りごとTOP5のうち、4つは湿度に関係しています。
実は、洗濯物の乾き方や乾く速さは、洗濯物の周りの「空気」の状態と大きな関係があります。洗濯物は、そこに含まれる水分が空気中に蒸発していくことで乾いていきます。晴れた日の外干しでは、蒸発した水分が空気中に残らないため、カラッと乾きます。しかし、密閉された室内は、湿気が溜まりやすく、良く晴れた日の外干しと比べ、洗濯物に含まれた水分が蒸発しづらい環境にあるといえるのです。また、生乾きの状態が長く続くと、細菌が繁殖し、それがイヤなニオイの原因になることがあります。
上手な部屋干し方法を解説!
1.室内でも風通しの良い場所に干す
部屋干しのコツは、外干しに近い空気環境を作ることです。
空気が循環し、湿気が溜まらないようにするため、洗濯物の周囲にタンスやソファなどの障害物を置かず、風通しの妨げになる物がない場所に干しましょう。
2.洗濯物に風を当て、水分の蒸発を促す
扇風機やサーキュレーターなどを使って、洗濯物に風を当てて水分を追い出します。洗濯物の間を風が通り抜けるように設置すると効果的です。
3.エアコンや除湿機を使って洗濯物から蒸発した水分を回収する
エアコンや除湿機を使うことで、室内の湿度が上がりにくくなり、洗濯物からの水分が蒸発しやすくなります。蒸発した水分は、エアコンが回収してくれるため、部屋干しでも早く乾かすことができます。
エアコンに加えて除湿器を使うことで、さらに効果的に洗濯物を乾かすことができます。
温度が高いときは冷房運転、湿度が高いときは除湿運転
室温や外気温などの状況を確認しながら、冷房と除湿を使い分けると、快適な空間を作ることができます。特に、湿度が高い梅雨時期は、室内の水分を屋外に出すことで快適にする「除湿運転」がオススメです。機種によっては、部屋干しに適した温度・湿度設定で運転する、ランドリー機能が搭載されたものもあるので、生活スタイルやお部屋の環境に合わせて使ってみるのもよいでしょう。
部屋干しのコツとエアコンの運転機能の使い分けを参考に、梅雨時のお洗濯を乗り切っていきましょう!