洗ったのに菌が増える…!?「ステンレス水筒」の意外と知らない“間違った洗い方”

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 洗ったのに菌が増える…!?「ステンレス水筒」の意外と知らない“間違った洗い方”

2023.07.29

飲み物を保冷したまま持ち運べる、夏に大活躍の「ステンレス水筒」。 きっとマイボトルとして愛用している方は少なくないでしょう。 しかし、ステンレス水筒の出番が増える時期こそ、「洗い方」にも注意が必要です。 今回は、やってはいけないNGな洗い方と、ステンレス水筒の正しい洗い方を紹介します。

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これやっちゃダメ!NGな洗い方

ステンレス水筒出典:stock.adobe.com

ステンレス水筒の洗い方を間違うと、清潔になるどころか、かえって雑菌を増やしてしまう場合があります。

次の方法は、汚れがしっかり落としきれなかったり水筒がさびたりする恐れがあるためNGです。

水でさっと洗い流す

スプレータイプの洗剤と水だけでもある程度の汚れは落とせますが、小さな汚れは蓄積します。
水あかや茶渋までは取り切れませんので、すすいで洗い流すだけでは不十分です。

塩素系漂白剤を使う

除菌・漂白・消毒が一度にできる漂白剤ですが、ステンレス水筒には使えない場合があります。
漂白剤はステンレスが腐食し、変色の恐れがあるため避けた方が無難です。

ふたやゴム製のパッキンには使えますが、ステンレス部分には向きませんので注意してください。

ただし、2~3分程度で洗い流す泡タイプのキッチンハイターなど、ステンレス水筒使用OKのものもあります。

たわしでこする

ステンレスも、強い力でこすれば傷がつきます。そのため、金たわしなどでこすり洗いをするのはおすすめできません。
ステンレスが傷つけば、内部のさびや傷に汚れが蓄積するなど、清潔を保ちにくくなるためNGです。

煮沸消毒する

食器を煮沸して除菌・消毒する方法は一般的ですが、ステンレス水筒には不向きです。

熱が加わると、水筒そのものが変形する恐れがあります。

そのため、高温の水で洗う食器洗浄機の使用もNGです。

ステンレス水筒の正しい洗い方

ステンレス水筒は洗いにくい形状のものが多く、洗ったつもりでも汚れが落としきれていない場合があります。

ポイントをおさえて、正しい方法で水筒の汚れをしっり取り除きましょう。

水筒洗いに使うもの

用意するものは、台所用中性洗剤・水筒用のスポンジ・食器用スポンジの3つです。

ふた・パッキンを外す

水筒のふた

水筒内部よりも気を配りたいのが、飲み口のふたとパッキンです。

汚れが溜まりやすい分、雑菌も繁殖しやすいので、毎日外して洗いましょう。

水筒を水洗いする

水筒を水で洗う

洗剤で洗う前に、水筒本体を水で軽くすすいでおきます。

洗剤で水筒の内部を洗う

水筒をスポンジで洗う

水筒用のスポンジに洗剤を乗せて、水筒の中を洗っていきます。

そこに溜まっている汚れを取り除くイメージで、持ち手を動かしながらこすり洗いましょう。

食器用スポンジでふたとパッキンを洗う

ふたをスポンジで洗う

取り外したふたとパッキンも、中性洗剤を乗せたスポンジでこすり洗いします。

洗剤を流してしっかり乾かす

水筒を乾かす

水筒に洗剤残りがないように水で丁寧にすすいだ後は、しっかり乾かします。

水分が残るとサビにつながりますので、完全に乾かしましょう。

定期的なつけ置き洗いでより清潔に

酸素系漂白剤出典:stock.adobe.com

ふたとパッキンは、酸素系漂白剤で定期的につけ置き洗いをするとなおよし。カビや汚れが蓄積するのを防止できます。

ステンレス水筒本体は、酸素系漂白剤と重曹のダブル使いがおすすめ。

酸素系漂白剤と重曹を同量(大さじ1)が混ざって発生した泡が、水筒内部の汚れを浮かせてごっそり落としてくれます。

毎日使う水筒だからこそ、清潔を保って安全に使いたいものです。
正しい洗い方のコツをおさえて、気持ちの良いマイボトル習慣を送りましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

子ども3人の母、趣味は節約・特技は貯金のママライター。 お得情報にはつねにアンテナをはって、逃さずキャッチ。 ラクしながらお得に暮らすことがもモットー。

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