汗や汚れがついたまま数日放置した「服のニオイ」をごっそり落とす洗濯ワザ

家のこと

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2023.08.24

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。夏休み、楽しく出かけた後に残るのは…大量の洗濯物!!汗をかき、汚れがつき、何日か経った衣類を洗濯するとき、試していただきたいのは「温水洗い」です。お湯を使って洗濯すると、ニオイも汚れもスッキリ落とすことができます。温水洗い機能付き洗濯機をお持ちでない方向けの【便利な裏技】もご紹介します。

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お湯で洗浄力UP!温水洗いのメリット

お出かけから持ち帰ってきた衣類には、汗・食べこぼし・泥など、様々な汚れが染み込み、雑菌が繁殖しやすくなるため、嫌なニオイが発生することも……。
汚れが蓄積した衣類をお洗濯する際は、洗濯機で温水洗いを試してみてください!
ニオイも汚れもスッキリ落ちるので、気持ちのいい洗い上がりになりますよ。

■温水洗いのメリット

  • 洗剤の洗浄力がUP
  • 繊維に染み込んだの汗・皮脂汚れ・ニオイが溶け出す
  • 早く乾き、雑菌臭を防ぐ

お湯取りホースを活用!温水洗いの方法

洗濯機に温水洗い機能がない場合でも、洗濯機のお湯取りホースを使うことで手軽に温水洗いができます。
スッキリ洗い上がるので、一度試すとやみつきになるかもしれません!

※お風呂の残り湯は、汚れや雑菌が含まれるため、洗濯には使用しないでください!

■温水洗いの手順

洗面台または、お風呂の蛇口の下のバケツにお湯を溜めます。
そのお湯をお湯取りホースで吸って、洗濯します。

 

温水洗い前には洗濯表示をチェック

水温上限を必ず確認しましょう出典:www.fujikyo.co.jp

温水洗いをする前に、必ず洗濯表示を確認しましょう。
桶マークの中に書いてある数字が、水温の上限。
ここが「30」になっている衣類は、温水洗いができません。

汗・水で濡れた衣類、タオルの持ち帰り方

濡れたまま持ち帰る場合は、風通しのいいバッグに入れ、なるべく乾かします出典:www.photo-ac.com濡れたまま持ち帰る場合は、風通しのいいバッグに入れ、なるべく乾かします

旅行やお出かけで汗をかいた衣類や、濡れた水着・タオルは雑菌が繁殖しやすい環境になります。
濡れたままビニールの服に入れ、何日も放置していると、カビが生えてしまうことも…。
濡れた衣類・タオルは、極力乾かしてから持ち帰るようにしましょう。

持ち帰る際は、風通しのいいネットなどに入れるのがおすすめです。

泥で汚れた衣類のお手入れ

泥汚れは洗濯前の前処理で差が出る!

泥は細かい粒子の汚れが繊維の中に入り込んでしまうため、洗濯機にかけるだけでは落とし切ることができません。
温水洗いの前に前処理をプラスし、汚れを落としましょう。

■泥汚れをしっかり落とす、洗濯前のひと手間

1.よく乾かし、泥を優しくはたき落とします

2.汚れに液体洗剤を塗布します

3.アルカリ性粉洗剤・酸素系漂白剤を、40~45℃のお湯によく溶かし、つけ置き洗いします

夏のお洗濯に!温水洗いで衣類をもっと清潔に

温水洗いは、汗の汚れ・ニオイを落とす効果もあるので、夏の衣類のお洗濯におすすめです。

ご紹介した方法なら、バケツでお湯を運ぶ手間もかからず、簡単に温水洗いができるので、是非試してみてくださいね!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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