教えてくれたのは…芙和せらさん
般社団法人<芙和せら>心理研究所 所長。
公認心理師、シニア産業カウンセラー、芸術療法士、フラワー心理セラピスト、色彩グラスセラピスト。花や絵や色彩を使って心豊かに生きるための提案をしている心理カウンセラー。
何に見える?あなたが抱えている不安がわかる
Q.このトンネルを通り抜けるとあなたはどんなところに出ますか?
次の4つの中から、あなたのイメージに近いものをえらんでみましょう。
あなたの抱えている不安がどんなものかがわかります。
A. 田んぼ
B. 登山道
C. お花畑
D.住宅街
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診断結果
あなたはなにをイメージしましたか?
A.「田んぼ」を選んだあなたの不安は……
仕事に関することです。自分の仕事ぶりが周囲からどう見られているか、ちゃんと評価されているのか、いまひとつ自信がもてないようです。「もっとちゃんとやらないといけないのではないだろうか」、「この先の仕事はどうなるのだろうか」、「もっとしっかり考えておかないといけないのではないか」そんな不安があるようです。
仕事というのは(家事も)どこまでやったら完全というゴールがありそうでないものです。あなた自身がベストを尽くしたならばそれでよし!と気持ちの上での区切りをつけることが必要です。ONとOFFの切り替えを心がけましょう。
B.「登山道」を選んだあなたは……
いま、試練(課題)のただなかにいるのかもしれません。あなたは自分がこの試練(課題)を乗り越えられるかどうかが不安なようです。難しそうに見える試練(課題)に取り組むときには、誰でも「もしかして無理かも」という不安を抱えます。
そういう時には課題を小さく分けて、1つずつクリアするイメージを持つと不安が和らぎます。断崖絶壁をロープで這い上がるのではなく、スロープや階段を作って進む感じです。自分の力ではそのイメージをもてない時には、同じような試練(課題)を乗り越えたことがある経験者に相談してみるといいでしょう。
C.「お花畑」を選んだあなたは……
愛についての不安を抱えています。恋愛だけでなく、親子愛、師弟愛など、誰かとの信頼関係が確かなものかどうかが不安なのです。その奥には自分には誰かに愛される価値がないのではないか、という疑いがあります。裏切りに傷ついた過去があって疑いをもつ場合もあれば、愛することに不器用な親に育てられたことによって疑いがめばえてしまう場合もあります。
愛への不安をぬぐうには、ささいなことにも幸せを感じられる豊かな心を育てるといいのです。青信号が続く幸運に喜び、恵みの雨に幸せを感じる。やがてあなたの中に愛があふれ、不安は消えるでしょう。
D.「住宅街」を選んだあなたは……
あなた自身や家族の健康に不安を抱いている可能性があります。住宅街を選んだ人の中には健康オタクと呼ばれるほど、健康情報やサプリメントに詳しい人がいそうです。健康であるに越したことはないのですが、健康について必要以上に気を遣う状況なら身体は健康でも、心の健康が危うくなります。持病がある人は医療にかかってしっかりケアをする必要があります。
でも、必要以上の不安を抱えているようなら、「一病息災」という言葉を思い出してみましょう。どこかに具合の悪いところがある人は普段から気を付けているので、元気だという意味です。
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いかがでしたか?
芙和せらさん「未来を見渡せない私たちは常にある程度の不安を抱えながら生きています。それは宿命です。適度な不安は、将来の万が一に備える動機付けになります。災害にそなえて防災グッズを用意する、失業したときのためにある程度の貯金をしておく、などは適度な不安からくる健全な行動です。
ただし、過度な不安は健康にも日々の生活にもマイナスとなります。上手に不安と付き合いながら、イキイキとした毎日をお過ごしください。」