教えてくれたのは……団地暮らしのcinnamonさん
家賃3万円、2DKの小さな団地で子ども2人と3人で暮らしている50代女性のcinnamonさん。「快適な団地暮らし」をテーマに、日常の暮らしをYouTubeで発信。
築20年の団地で、居心地のいい空間づくりを楽しみながら、すっきりシンプルで豊かな暮らしができるような工夫をしている。
「シンプル」にすることで、リラックスできる空間に
YouTubeの動画を拝見すると、ナチュラルテイストのインテリアに囲まれ、ご自身もおしゃれな印象のあるcinnamonさん。インテリアや家具を選ぶときのこだわりについて、教えていただきました。
cinnamonさん「好きな色、素材、大きさにこだわって、インテリアや家具を選ぶようにしています。インテリアは好きなお店のものだったり、収納にかごを取り入れたり、色を統一して生活感をなくすような工夫をしています。家具を選ぶときには、背の高い家具は買わないようにしています。
色、素材、大きさにこだわる理由は、生活感をなくして、リラックスできる空間にしたいと思ったからです。できるだけシンプルにすることで、ものの管理もしやすくなったと感じています。ものを厳選して少なくすることで、掃除も楽になり、家事もはかどるようになりました」
キッチン収納に「ラック」を使わず、広々と
すっきりさせたいけれど、ものが多いためにどうしても雑多な印象になってしまう「キッチン」。キッチンをできるだけ広く使うために、どのように収納しているのでしょうか?
cinnamonさん「食器や鍋、フライパン、お皿など、シンク下やキャビネットの中は一目で何がどこにあるかがわかるようにしています。そうすることで、ものの数を管理しやすくなりました。
シンク下用の収納ラックなどは使っていません。ラックを使うことで、余計に窮屈に感じてしまい、使うのをやめました」
cinnamonさん的「買ってよかったもの」「捨ててよかったもの」
最後に、快適でシンプルな暮らしを送るcinnamonさんが思う「買ってよかったもの」と「捨ててよかったもの」と、その理由を伺いました。
一見便利だと思うアイテムも、いざ手放してみるとラクになったことがたくさんあるそうです。この中に、すっきり暮らすためのヒントが見つかるかもしれませんよ。
買ってよかったもの
・「電気ケトル」
やかんで沸かすと目が離せませんが、電気ケトルがあれば、お湯が必要なときにワンタッチですぐに用意できるので便利です。
・「ヨーグルトメーカー」
我が家はみんなヨーグルト好き。ヨーグルトをコスパよく自作できるヨーグルトメーカーは、手放せないアイテムです。そのまま食べたり、フルーツにかけて食べたりと、子どもたちも喜んでいます。
・「お掃除ロボット」
勝手に掃除をしてくれるので、家事の時短に役立っています。床の掃除をロボットに任せている間に、洗濯をしたり、食器を洗ったり、自分の時間にあてたりしています。とても便利に使える家電です。
・「観葉植物」
育てる楽しさや、リラックス効果を感じています。私にとって、癒しと安らぎをくれる貴重な存在です。
捨ててよかったもの
・「炊飯器」
炊飯器が壊れて新しく買い替えたところ、おいしく炊けなかったんです。試しに土鍋で炊いてみたところ、炊飯器で炊くよりも美味しく炊けたことがあったので、一旦手放しました。それからは、土鍋で十分です。
・「食洗器」
食洗機を使ったときにお気に入りのお皿が割れてしまったことがあり、自分で洗うようになりました。食器を洗うのはどちらかというと好きなので、全く問題はなかったです。食洗機を置くスペースを確保しなくてもよくなり、ストレスがなくなりました。
・「ウォーターサーバー」
専用のお水を買う手間が大変だったので、解約しました。もっと早く手放せばよかったと思うアイテムのひとつです。
・「ソファー」
ソファーを置くとスペースを取られてしまって余計に部屋が狭く感じられること、ソファーから動けなくなるのも嫌だったことから手放しました。
・「三角コーナー」「トイレブラシ」「雑巾」「足ふきマット」「トイレのスリッパ」
これらは我が家になくてもよいものでした。手放したことで、新たに買い替えたり、保管したり、掃除したりする必要がなくなり、家事の時短と節約につながりました。
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3記事にわたって、団地暮らしのcinnamonさんにお話を伺いました。
「自分の暮らしに本当に必要なものかどうか」を考えることが、シンプルで快適に過ごすためのキーポイントになりそうですね。これからの“理想のライフスタイル”を見つめ直す時間をとってみると、心地よいものとの出会いが待っているかもしれません。