「夜洗濯」の方が“汚れが落ちやすい”理由【知って得する洗濯術】

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 「夜洗濯」の方が“汚れが落ちやすい”理由【知って得する洗濯術】

2024.02.20

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。共働き家庭の増加により、夜洗濯をするという方が増えています。実は夜の洗濯には、朝の家事を減らすだけでなく、「汚れが落ちやすい」というメリットもあるんです!今回は夜洗濯のメリットと干し方のコツを紹介します。

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「夜洗濯」で汚れが落ちやすい理由

汚れてから洗濯までの時間が短い

脱いですぐ洗えば汚れがキレイに落ちる!

洋服の汚れはついてから洗うまでの時間が、汚れ落ちを左右します。
夜脱いだ服を、一晩洗濯カゴに溜めておくより、すぐ洗濯をしてしまう方が汚れが落ちやすくなるのです。
特に濡れたタオル、汗をかいた服を一晩洗濯カゴに放置すると、雑菌が繁殖し、嫌なニオイを招きます。
「使ってすぐ」「脱いですぐ」洗濯できるから、汚れをキレイに落とせるのが夜洗濯のメリットです。

お風呂で予洗いも

お風呂で簡単に予洗い出典:www.photo-ac.com

脱いだ服に汚れがついていた場合、お風呂場で予洗いすることもできます。
お湯を使って手洗いすることで、洗剤の力が活性化し、汚れが落ちやすくなります。

襟袖などの汗染みが出やすい場所や、日焼け止めが付着しやすい場所も、お風呂場で予洗いしておくと、黄ばみの予防にもつながります。

残り湯は使用しないほうがベター

おふろの残り湯には皮脂や細菌が出典:www.photo-ac.com

お風呂の残り湯には、皮脂の汚れや細菌が含まれます。
夜洗濯をした場合、部屋干しをすることになるため、ニオイ防止という観点と、清潔な洗濯という観点では残り湯は使用しない方がベターです。
でも、せっかくなので風呂湯を活用したいという時は、次の4つに注意しましょう。

  1. すぐに使用する
  2. 身体を洗ってから浴槽に浸かる
  3. ニット・おしゃれ着は分けて洗濯する
  4. すすぎは水道水で2回以上する

特に、ニットをお湯洗いすると縮んでしまうことがあるので、注意しましょう。

部屋干しが基本!「夜洗濯」の注意点

部屋干し臭を防ぐ干し方を

衣類同士の間隔を空け、早く乾かす工夫を

夜間は昼間に比べ、外干しでも乾きにくく、防犯の観点からも、室内干しを推奨します。
室内干しで部屋干し臭を予防するためには、次の3つのことに注意しましょう。

  1. 洗濯後はすぐに洗濯槽から出す
  2. エアコンやサーキュレータ―の風に当てて早く乾かす
  3. 衣類同士の間隔はこぶし1つ分あける

衣類は濡れた状態が長く続くほど、残った雑菌が繁殖し、部屋干し臭を招きます。
部屋干し臭を予防するためには、「早く乾かす」意識を持つことが大切です。

騒音への配慮

集合住宅にお住いの場合、夜遅すぎる洗濯は近隣の方への迷惑になる可能性があります。
この春から新生活を送る場合は、洗濯音の小さい静音設計の洗濯機を購入するのもおすすめです。ンバーター式洗濯機と呼ばれる洗濯機が音が静かなので、購入される際は検討してみてもよいかもしれません。

ドタバタと忙しい朝、『洗濯』という家事が1つなくなるだけで、大きな余裕が生まれます。
夜洗濯は、「朝の時短」と「汚れ落ち」という2つの家事ストレスを解消するヒントになるので、是非取り入れてみてください!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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