「働く女性」の割合ってどのくらい?仕事をしている女性と非正規社員の割合を大公開!

働く・学ぶ

stock.adobe.com
 「働く女性」の割合ってどのくらい?仕事をしている女性と非正規社員の割合を大公開!

2024.04.22

現代の女性は家事や子育ての両立を考え、パートタイムなどの非正規社員で働く方が多くいらっしゃいます。では、日本人女性の非正規雇用の割合は、どのくらいでしょうか。今回は、就業率や非正規社員の割合、非正規社員のメリットとデメリットについて、チェックしていきましょう。

広告

就業率と非正規雇用の割合

パートの女性出典:stock.adobe.com

令和5年版 男女共同参画白書によると、日本人女性の年代別の就業率(仕事をしている人の割合)と、そのうち非正規雇用の割合(仕事をしている人のうち、非正規雇用の割合)は、以下の通りとなっています。

<日本人女性の就業率(仕事をしている人の割合)>

25~34歳:81.4%
35~44歳:78.4%
45~54歳:79.8%

<日本人女性で働いている人のうち、非正規雇用の割合>

25~34歳:31.4%
35~44歳:48.4%
45~54歳:54.9%

日本の女性はどの年齢階級においても就業率が約80%となっており、働く女性が多数派となっています。一方で、働いている女性のうち、パートタイムなどの非正規雇用の人の割合は、年齢が上がるにつれて高くなる傾向が見られました。特に45歳以上は半数以上が非正規雇用で働いています。

25歳など若い頃は正社員で働いていますが、結婚や出産を機に、非正規雇用での働き方にシフトしている方が一定数いると考えられます。

非正規雇用のメリットとデメリット

メリットデメリット出典:stock.adobe.com

次に、非正規雇用のメリットとデメリットをチェックしていきましょう。

<非正規雇用のメリット>

  • 短時間労働で、雇用期間が決まっていることが多く、労働者のライフスタイルに合わせて仕事を選べる
  • 会社の規模や、労働時間等によって、雇用保険、健康保険、厚生年金保険などに加入できる
  • 役員、役職など責任がある立場ではないことが多い(デメリットになる場合も)

<非正規雇用のデメリット>

  • お給与が正社員に比べて低い
  • 昇進、昇給が難しい
  • 雇用期間が終わると、別の仕事を探す必要がある
  • 会社の福利厚生制度が使えないケースが多い

あなたに合った仕事の選び方

非正規雇用は、ライフスタイルに合った働き方ができるというメリットがあります。一方で、お給与が低い、昇進できない、雇用期間が終わると次の仕事を探さなければならないなど、非正規社員を続けることに不安を感じる方もいるでしょう。

不安を感じる女性出典:stock.adobe.com

家で家事をしっかりやりたい人、子育てに時間を掛けたい人などは、働き方が選べる非正規社員の方が合っているかもしれません。

しかし、時間に余裕ができた場合などは、正規社員を目指した方が、やりがいのある役職に就いて仕事をしたり、お給与をよりたくさんもらえたりと、多くのメリットがあります。

働く女性出典:stock.adobe.com

一般的に、現在非正規社員で働いている人が、正規社員として採用されるためには、高い能力が必要だったり、残業も可能な長い労働時間を要求されたりと、厳しい条件が設定されているケースがあります。

正規社員で働きたいと考えている場合は、求人情報をチェックしたり、必要な能力や仕事時間を確保したりと、あきらめずに正規雇用を目指していきましょう。

まとめ

今や、どの世代の女性も、働くのが当たり前の時代となりました。せっかく働くのですから、自分がやりがいを持って続けることができる仕事を選びたいですね。非正規雇用、正規雇用のメリットやデメリットを確認し、引き続きあなたに合った働き方を見つけていきましょう。

広告

著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告