教えてくれたのは……三村 浩章さん
合同会社サステア代表。滋賀県彦根市の美容室 hair make/COURを経営している。
これまで美容師として約12万人以上のお客様と向き合ってきた経験をもとに、さまざまな髪悩みに対応したアドバイスをおこなう。お客様のヘアスタイル、ライフスタイル、ダメージや髪質を考え、最適なシャンプー・トリートメントを選ぶ専門知識を持つ「シャンプーソムリエ」の資格を保有している。
髪のクセが起こりやすくする「朝のヘアケアNG行為」
朝のヘアセットに「ヘアオイル」をつけている人も多いのではないでしょうか?
じつは、これは、うねりや広がりなどが気になる髪質の人にとってはNG行為。
中には水分を弾くタイプのものもありますが、多くのオイルは水分を含んでいます。
朝にヘアセットをしてオイルをつけた後、そのまま外出することは、髪に水分を与えて湿気を含ませるのと同じ。湿気を含むと、髪にクセが出やすくなりますよね。オイルを使うなら、時間をおいて乾かすことを意識しましょう。
“水分を補給する”ことが目的のヘアケアアイテムは、つけた後にしっかりと乾かすことが大切です。
特に注意したい場所
特に気をつけてほしいのが、前髪です。
毛が細い前髪の端は、オイルをつけるとクセが出やすくなるうえにベタつき感が強く出てしまいます。前髪にはオイルは控えたほうが◎ですよ。
朝のヘアセットは「水分を含まないもの」を
朝のヘアセットに使うアイテムは、ヘアクリームやドライワックス、スプレーなど、水分を含まないタイプのものがベストです。
スプレーは被膜をつくり水分を含まなくなるので、髪のクセが起こりやすくなる梅雨の時期などは、スプレーで固める方法がよいでしょう。先ほどお伝えしたように、特に前髪はスプレーで仕上げることをおすすめします。
髪のクセに悩んでいる場合は、朝のヘアケア方法を見直すことで改善されるかもしれません。ぜひ試してみてくださいね!