言われたこと「だけ」しかやらない夫への“モヤモヤを解決する方法”

家族・人間関係

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2024.08.05

こんにちは!家事シェア研究家の三木です。 「夫も家事をしてくれているのに、なぜかモヤモヤするんですよね……」その気持ちって、なかなか口にも出せずにいるかもしれません。 ですがモヤモヤの原因を考えて、すこし工夫すれば楽になることもあるはず!

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家事してくれてるのに、なぜモヤる?

かつては「夫が家事をしない!」と怒り奮闘という悩みが多かった家事分担。ですが、令和のいまはまったく家事をしない夫というのもめずらしくなってきました。

ところが、やってくれてはいるんだけど、どうもしっくり来ない。そんなケースも多いものです。

では、なぜモヤモヤしてしまうのでしょうか?

やることが中途半端

「洗濯物を取り込んでくれているけど、畳んだりしまったりはしない」
「洗い物をしてくれるけど、洗い残しがあったり、食器をしまってなかったりする」
「料理をしてくれたあと、キッチンがあまりに酷い状態で、洗い物もしてはくれない」

よくあるのは、こうした「やってくれてるんだけど、その尻拭いは結局わたしがしなきゃいけない」というもの。

食洗器出典:stock.adobe.com

たしかに、まったくやらないよりはずっとありがたいのだけど、ちょいちょい手間がかかるので本当に楽にはならないんですね。

これって仕事で言うなら、作成してくれた資料に毎回ヌケモレやミスがあって、それを直すのはわたし、というような状況。

結局、さほど楽にはならないし、かといって「それじゃ全部わたしがやります」というのも納得がいかないし、「ああして、こうして」とマイクロマネジメントするのも相手のやる気が削がれそうで言いにくいし。ということで、モヤモヤを抱えたまま手直しをしている人も多いかもしれませんね。

こうした場合、ちょっとした習慣をいっしょに作っていくのがお勧めです。

たとえば取り込んだ洗濯物について。

洗濯物出典:stock.adobe.com

取り込んだらすぐに畳むことを家族の習慣にしてしまう。
このときに夫に「たたんで」と言うのでも構ませんが、自分が率先してたたみ始め、夫の衣類は夫に渡したり、子どもの衣類は子どもに渡したりして、自分の衣類は自分でたたんでしまう習慣をつけてもいいですよね。
いずれにせよ、「取り込んだらたたんでしまう」までをワンセットに家族で習慣化してみてもいいでしょう。

また料理の後のキッチンが散らかっている場合も。

洗濯物出典:stock.adobe.com

「料理をした人が洗い物をする」という暗黙の習慣をつくってしまうのもいいでしょう。そうすれば、べつに散らかっていたって洗うのは本人ですから構わないわけです。そのときに、食器を拭いて、しまうのをたまにママが手伝ってあげるのも効果的。本来夫がやるべき家事を手伝ってあげて感謝されるのは、気持ちがいいものです。

言われたこと「だけ」しかやらない

「お願いすればやってくれるけど、本当に言ったことだけしかやってくれない」
「寝かしつけまでの流れがあるのに、夫が『やることある?』と言ってくると、自分で考えて動いて欲しいと思ってしまう」

こんな悩みもよく聞きます。
言われたことだけでもやってくれるだけいいのかな、と自分を納得させようと思うけど、その気の利かなさに辟易してしまうこともありますよね。

疲れる主婦出典:stock.adobe.com

こうしたことが続いていくと、どんどんマイクロマネジメント(細かな指示)をすることになってしまいます。

夫が家事育児の全体像を自分から把握して動いてくれるなら、べつに何の問題も起こりません。
ところがこうしたケースの場合、基本的に家事育児の流れを担っているのは妻です。

仕事でも、「プロジェクトの全体像」と「自分の権限の範囲」を理解して、適切な動きができる人はかなり優秀な人です。
ということは、これって実はものすごく難しいことでもあるのです。
いつもやってる人にしてみれば、そんなに難しいことは言ってない、常識の範囲内、と思いがちですがなかなかできるものでもありません。

こうした場合は、家事の一部分をお願いするのではなく、その家事全体を委ねてしまう方がいいでしょう。

料理する男性出典:stock.adobe.com

ゴミ捨てをお願いしたら、ゴミ袋のセットとかは何もしてくれていない、というのはよく家事シェアの例で上げられます。
たとえばこの場合は「ゴミ捨てミッション」を全部、夫にゆだねてしまう方がいいでしょう。
ゴミの日のチェックから、ゴミ捨て、袋のセット、袋の在庫管理など。ゴミ捨てに関わる家事をまるっと託してしまう。

こうして工夫しながら、上手に家事権限を委ねていくと言われたことだけしかやってくれないということも減ってきます。

「家事やってくれてるのにモヤモヤする」は、家庭内の家事シェアが進んできた証拠でもあります!
お互いが気持ちよく助け合えるように工夫をしてみましょう。

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