50歳から始めたい「幸福度が高まる3つの習慣」

カルチャー

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2024.08.16

人生の後半戦にさしかかる50代。子育てに仕事にと、目の前のことに必死だった30代、40代を乗り越えて、やっと自分のために使える時間が増えてきたな……なんて感じる方もいらっしゃるかもしれません。一方で、体調や見た目の変化がいろいろと現れてくるのも、このお年頃。人生の後半戦を楽しく心豊かに過ごしていくために、ぜひ取り入れてほしい幸福度アップ習慣を3つご紹介します。

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1若々しさの秘訣は、「成長ホルモン」にアリ。

「同じ年齢なのに、どうしてそんなに若々しいの?」そんなふうに聞きたくなる素敵な人っていますよね。あのチュラルな若々しさの秘密には、運動習慣が関係しているかもしれません。

ランニングする女性出典:stock.adobe.com

脂肪を減らす、美肌を促す、骨を丈夫にするなど、若々しさをキープするために欠かせないのが「成長ホルモン」。年齢を問わず分泌されるホルモンではありますが、加齢とともに分泌量が減少していくという特徴が。だからこそ意識的に分泌を促していきたいところですが、それを助けてくれるのが運動習慣なのです。

階段を選ぶ、散歩する、自宅でスクワットをするなど、簡単にできることからでいいのでぜひ日常に取り入れてみて。適度な運動習慣は、見た目にも心にも元気をもたらしてくれますよ。

2「焦らずゆっくり」マインドで、自律神経を味方に。

自律神経は、活動担当の「交感神経」とリラックス担当の「副交感神経」がバランスをとりながら、見えないところで私たちの活動を支えてくれています。

自律神経出典:stock.adobe.com

この自律神経が乱れると、体だけでなく、心にも大きな影響が。たとえば交感神経だけが高レベルになると、焦りや不安が強くなってイライラしたり、逆に副交感神経だけが常に優位になっていると、やる気が起きず行動力が弱まったり。

近年の研究では、加齢によって副交感神経の機能が低下することがわかってきています。その結果、交感神経がどんどん優位になり、つらい更年期症状や怒りっぽく頑固な性格の原因になりうるとも。

だからこそオススメなのが、「焦らずゆっくり」マインド。ギリギリで焦ると交感神経が跳ね上がりますが、心に余裕を持つことで自律神経が整いやすくなります。

リラックスする出典:stock.adobe.com

朝30分早く起きる、食事はゆっくり噛んで味わう、予定を詰め込みすぎない、待ち合わせに早めに到着する、リラックスタイムを持つなど、慌てない習慣を身につけましょう。

3「憧れのあの人だったら?」&ビギナー気分も楽しんで。

自分のための時間を楽しもうと思っても、つい「あの時こうしておいたら」と過去を振り返りがちになったり、「もうすぐ50代だし」と諦めがちになったりすることもあるかもしれません。

そんな時は、「素敵な生き方をしているな」と感じる70代、80代のロールモデルを見つけてみるのもオススメです。「憧れのあの人だったら、どんなふうに考えるだろう?どんな選択をするだろう?」と想像してみるだけで、未来を見る視点へと切り替わっていきます。

趣味を楽しむ70代の女性出典:stock.adobe.com

「今何をするか」の選択が、素敵な80代を過ごす未来を作っている。そう思ったら、新しいことにもチャレンジしてみたくなるかもしれませんね。ビギナー気分になれる場所に身を置くことは、心の栄養にとっても大切な要素。新鮮なワクワクを感じていきましょう。


いかがでしたか。これからの毎日がますます楽しみになる体と心の習慣。50歳からと言わず、ぜひ今から取り入れてみてくださいね。

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著者

古庄由佳さん

古庄由佳(うさこ)

17歳の頃に、徐々に視機能が失われていく難病であると診断される。病気に負けず頑張りたいのに、体も心も人間関係もどんどん壊してしまう。そんな生きづらさから、心のことを学び始める。2012年より、心理カウンセラー、セミナー講師、心理スクール講師として活動。自分との仲直りをテーマに、本来の魅力や才能を解き放っていく心理カウンセリングの他、病気からのサインを受け取り、本来の自分らしい人生を取り戻していく卒病カウンセリングも好評。20年近く住んでいた東京を離れ、2019年に福岡県糸島市に移住。著書は「心屋流 戦わないで生きていく」「心屋流 がんばらないレッスン」(ともにPHP研究所)。

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