「ポジティブ思考を目指すこと」に疲れたときの“5つの対処法”

カルチャー

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2024.08.21

心理カウンセラーのyoshikoです。ポジティブ思考を目指しているけれど、いつの間にかネガティブになっている。理想の自分を求めることに疲れや無理を感じていませんか? 心のストレスは脳や体にも悪影響を与えます。今回は理想のポジティブ像を目指すことに疲れたときの対処法をお伝えします。

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ポジティブ思考を目指すことに疲れたときの対処法

「ポジティブな人間になりたい」と思っても気付けばネガティブな考えが浮かんでくる。「ポジティブに考えなきゃ」と思えば思うほど苦しくなるばかり。

理想の自分を手に入れるためには「ポジティブ思考になること」を諦めたくないですよね。ポジティブを目指すことに疲れてしまったときに大切にしたい考え方をご紹介します。

ネガティブな自分を受け入れる

自分を受け入れようとする女性出典:www.photo-ac.com

心が疲れていると感じたときは「ネガティブになっているな」と今の自分の状態を受け入れることが大切です。
「ネガティブになってはだめだ」と自分自身を追い込んでいませんか? ネガティブな状態で自分を責めると、余計に気持ちが落ち込んでしまいます。

気持ちが落ち着いてくると「なぜネガティブになったのか」「どうしたらポジティブになれるのか」と自然に自分と向き合えるようになります。ネガティブになっても自分を責めず、優しく包み込んであげましょう。

がんばっている自分を褒める

自分を褒める女性出典:www.photo-ac.com

「褒めること」は、大人になっても自信を持たせてくれたり安心感を与えてくれたりします。

理想のポジティブ像を求めてがんばっている。それでも、どうしてもポジティブになれなくて心が疲れてしまうときは誰にでもあるのです。そんなときは「今日までがんばってきた自分すごい」と盛大に褒めてあげましょう!
これまでの自分をふりかえると「目標を高く設定しすぎていたかも」「気付けば習慣になっていた」など発見があるかもしれません。

環境を変えてみる

環境の変化を取り入れようとする女性出典:www.photo-ac.com

可能であれば、できる範囲で環境を変えてみるのもいいでしょう。
環境を変えると気持ちの切り替えだけでなく、物事を前向きに捉えやすくなったり新しいアイデアを生みやすくなります。
「モヤモヤしている状態が苦しい」などと悩んでいる方は、思い切って新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

部屋を模様替えして家の中の雰囲気を変えてみてもいいかもしれません。気分がスッキリするのでワクワクする予定や目標も浮かびやすくなります。

話しやすい相手に相談してみる

話しやすい相手に相談する女性出典:www.photo-ac.com

心が疲れているとき、1人で解決しようとがんばりがちです。ですが、ときには誰かと話す時間も必要です。心を許せて話しやすい相手に相談してみてはいかがでしょうか。

話しやすい相手がポジティブ思考の場合は、前向きになれる言葉や考え方のヒントをもらえるかもしれません。
誰かとの会話が自分自身をより深く知れるきっかけを与えてくれることもあるのです。1人で抱え込んでしんどいときは、誰かの力を借りてみましょう。

3人以上の視点に立って考えてみる

考え事をする女性出典:www.photo-ac.com

物事を良い方向に考えられないときは、自分以外の身近な誰かを思い浮かべてみましょう。いろいろな人の視点に立って客観的に自分を見てみると、冷静な判断がしやすくなります。

心が疲れて落ち込んでいるときは、視野が狭くなっている場合がほとんどです。視野が狭くなるとネガティブ思考になりやすく、気持ちが沈んでいる状態から抜け出しにくくもなります。

客観的な立場から自分自身を見つめて、日ごろの努力や成功に気付いてあげましょう。心が一気に軽くなりますよ。

理想の姿は「ポジティブで明るい自分」だとしても、気持ちが落ち込むときは誰にでもあるのです。落ち込んだときに無理に気持ちを明るくする必要はありません。自分の気持ちにそっと寄り添う意識が大切です。
心が回復してきたら、またポジティブを目指していけばいいのです。自分の心を最優先にしていけば、明るく前向きに過ごせる日々が増えていきますよ。

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著者

yoshiko

yoshiko

メンタル心理カウンセラー・チャイルドカウンセラー。大学で障害児教育や教育心理を学んだ経験から、塾講師時代は親子の関わり方を「ほめる」ことでサポートしてきました。現在は子どもの成長を見守りながらWebライターとして活動中。読んでくれる人の心にそっと寄り添う記事をお届けします。

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