“人生100年時代”に見直したい!「後悔しない生き方」5つの行動

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2024.09.21

“終活”という言葉が身近になった今。いつか訪れる最期の日に「幸せな人生だった」と思えるようにするためには、今からどのようなことができると思いますか? 心理学や脳科学に詳しいマインドトレーナー田中よしこさんに「後悔しない生き方を送るためのヒント」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん

マインドトレーナー 田中よしこさん

株式会社コレット代表取締役。心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。著書に『自分の気持ちがわからない沼から抜け出したい』(KADOKAWA)がある。

後悔しない生き方をするための「5つの行動」

数多くの患者を看取った女性介護人、ブロニー・ウェア氏の著書『死ぬ瞬間の5つの後悔』には、死ぬ瞬間に後悔することトップ5が挙げられています。人生は、いつ何が起こるかわかりません。後悔しないために、さまざまな方の「最期の言葉」から学び、私たちにとって大切なものを改めて考えてみましょう。

1.自分に正直な人生を生きればよかった

胸に手を当てる女性出典:stock.adobe.com

人の目を気にして遠慮したり、本当はやりたいことがあるのに後回しにしたりしていませんか?
自分の気持ちに正直に生きることで、楽しいと感じる心や好奇心を満たし、「自分らしく生きられている」「私は幸せだ」と実感できるものです。

“わがまま”と“ありのままでいること”の線引きが難しいと感じることもあるかもしれません。もし相手がいる場合には、お互いに線引きを考えることも大切です。

もしも何年も諦められない思いがあるなら、それは行動したほうがいいサイン。「自分に正直な人生とは何か」「本当にやりたいことは何か」を改めて考えてみましょう。

2.働き過ぎなければよかった

働く女性出典:stock.adobe.com

仕事が好きなことは素敵なことですが、自分や家族を犠牲にし、健康を害してまで、仕事を優先させている人はいませんか?家族のためにと頑張っても、家族関係が崩れてしまっていては、その努力も虚しくなってしまいます。そして、健康を損なってしまったら、すべてが台無しです。

老後を考えるがあまり、今を犠牲にする生き方になっていないでしょうか。人生では、お金以上にプライスレスなものがたくさんあります。死ぬ前に「もっと働けばよかった」と思うのかどうか、優先順位を見直してみてください。

3.思い切って気持ちを伝えればよかった

ハートマークを作る人出典:stock.adobe.com

両親やパートナーなどの大切な人に、日ごろから感謝や素直な謝罪の言葉を伝えられているでしょうか?「〇〇と伝えておけばよかった」「本当は謝りたかった」といった言葉を口にする相談者の方が、多くいらっしゃいます。中には、勇気を出して好きだと告白したかったと長年思い続けている方も。

後悔の気持ちは、思いのほか重くて長い間記憶に残るものであり、お互いが生きている間にしか伝えられません。人生には限りがあります。伝えたいことや大切な想いは、言葉にして届けましょう。

4.友人と連絡を取り続ければよかった

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大切に思っていて大好きだったのに、些細なトラブルで疎遠になってしまった人はいませんか?最期に思い出されるのは、懐かしい友人たちや、自分をありのままにさらけ出せた人たちの姿のようです。

人との縁は不思議なもの。心に浮かぶ友人がいたら、ぜひ連絡を取ってみてください。

5.幸せを諦めなければよかった

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やりたいことがあっても、「どうせ無理だろう」「望みが高すぎる」「反対されるだろうからやめよう」と考え、それが幸せにつながることだと思っていても、チャレンジすることを諦めてしまっていないでしょうか。

私たちが生きるこの“人生100年時代”は、不可能なことがあるのかと思うほど、さまざまな夢や理想が手に届く可能性がたくさん広がっています。まずは「ここからやってみよう」と決めるだけで、未来は変わっていきます。幸せや理想は、自分が諦めない限り手に入る可能性があります。諦めモードで過ごしていないかどうか、今の自分の思考を見つめ直してみましょう。

あなたにとって「本当に大切なもの」は何ですか?

いかがでしたか?
『死ぬ瞬間の5つの後悔』の中でも触れられていますが、「もっとお金を稼げばよかった」「人よりもっと上に立ちたかった」という人は一人もいなかったそうです。

楽しい経験や自分のことを好きだと思える経験を積み重ねることで、「幸せな人生だった」「自分の人生を送ることができた」と感じられるはずです。皆さんの最期の言葉を参考しながら、本当に大切なものを選び、毎日過ごしていけると素敵ですね。

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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