教えてくれたのは……東海エネテック株式会社
洗濯機掃除に特化した洗濯機のまじんを運営する東海エネテック株式会社。洗濯機の分解洗浄を専門とし、プロならではの技術で各ご家庭の洗濯機を徹底的にクリーニング。無料分解診断サービスも行い要望に沿ったプランを提供している。
1.煮沸する
「洗濯をしたのにタオルのにおいが気になる……。」と感じたとき、原因のひとつに、雑菌が繁殖していることがあります。菌は熱に弱いので、煮沸することで解決できます。
煮沸の方法
- タオルが入る大きさの鍋に水を入れ、沸騰するまで鍋を強火にする。
- 沸騰後は弱火にして、10分ほど煮続ける。
- 煮沸が終えたら鍋から取り出して、軽く脱水する。そのあとはしっかりと天日干しをしたり、乾燥機で乾かす。乾燥機を使うとより効果が増す。
注意点
- タオルの素材が煮沸に適しているか、洗濯タグを必ず確認してください。
- 長時間の加熱(10分以上)は生地を傷める原因にもなるので、煮すぎないように注意してください。
2.酸素系漂白剤を使う
洗濯してもタオルが臭いとき、においの元を除去してくれるのが、酸素系漂白剤です。塩素系漂白剤と比べてツンとしたにおいがなく、色落ちしにくい特徴があり、消臭効果や除菌ができます。酸素系漂白剤は、液体タイプと粉末タイプがあり、液体は粉末に比べて洗浄力は落ちますが、繊維を傷めず消臭効果があります。購入するときに迷った際は参考にしてください。
つけ置きの方法
- タオルが浸かるくらいにぬるま湯(40~50℃)を入れ、酸素系漂白剤を加え、30分ほどつけ置きする。
- 30分経過した後は、ぬるま湯や水ですすぐ。ほかの洗濯と一緒にいつも通り洗濯してもOK。
注意点
- 酸素系漂白剤は漂白効果もあるので、衣類の取扱表示を必ず確認してから行いましょう。色落ちが気になる場合は、液体の衣類用酸素系漂白剤を使ってもOK。
- つけ置きをする際、熱湯を使うと酸素系漂白剤の作用が一瞬で終わり、十分な効果が得られません。つけ置きはぬるま湯(40~50℃)を使ってください。
- 熱湯を使用すると、タオルの繊維を傷める原因になります。
3.乾燥機を使う
タオルのにおいは、乾燥機の高温で解消できます。乾燥機を使うことで、におい菌を除去・殺菌できるだけでなく、短時間で乾燥できるため、新たなにおい菌が発生するのも防げます。酷いにおいの場合は、家庭用の乾燥機に比べて高温になり、高い効果が期待できるコインランドリーを使いましょう。
4.アイロンをかける
タオルが臭いときは、アイロンのスチームを使わずに、熱で除菌する方法もあります。水分を発生させるスチーム機能は、衣類に水分を残します。残った水分は菌を発生させる原因にもなるので、においがするタオルに使う際は注意が必要です。
アイロンの使い方
- 脱水後のタオルを準備し、アイロンをかける。アイロンをかけるときは、1か所あたり、2~3秒を目安する。
- 普段、通りにタオルを干す。
注意事項
- アイロンの高温を使うため、洗濯の取り扱い表示を必ず確認をしてから行いましょう。
5.重曹を使う
重曹を使うと、雑菌の繁殖を抑え、消臭効果が期待できるのだそう。嫌なにおいを発生させる元となる皮脂汚れを落とす効果も高いのが重曹です。
重曹を使うポイント
- 水に溶けにくい重曹は、お湯に溶かして使いましょう。
- 洗濯機の種類によっては、直接、重曹を入れることができないものもあります。そのような場合は、ぬるま湯に溶かした重曹にタオルをつけ置きしましょう。つけ置きをして汚れを浮かしてから、通常通りの洗濯を行います。
- 重曹の量を増やしても汚れの落ちがよくなるものではなく、タオルに白い洗い残しがつく場合があります。また、排水の詰まりの原因にもなるので、重曹は適量を使いましょう。
※タオルの素材を確認、また説明書等にて当記事の方法(使うグッズや洗剤など)で問題ないか事前にご確認ください。
※こちらの記事は提供者さまより許可を得て作成しています。