教えてくれたのは……株式会社フォーカス
ECサイト「CLAT-JAPAN」を運営し、オリジナルタオルやTシャツの販売、商品へのプリント・刺繍加工を行っている。タオルやTシャツ、バッグなど繊維製品を多く取り扱っているため、商品の選び方や長持ちさせる洗濯方法、消臭・洗浄テクニックなどの実用的なコンテンツも提供。「集う価値に彩りを」という理念のもと、信頼性の高いサービスとオリジナル商品を通じて、お客様の一生の思い出になるかもしれない”その日”を彩るイベントをサポートしている。
1.刃物やグラス
普段、何気なく使っている身近な物でも、お祝い事にふさわしくない、悪いことを連想させる物があるんです。以下のような物は、お祝いの贈り物としてふさわしくないと考えられているため、選ぶ際は慎重に行いましょう。
- 刃物(包丁やハサミなど)……“刃物=縁を切る”という連想があるため、お祝いの贈り物としてふさわしくないと考えられています。特に、年配の方や伝統的な考えを重んじる方にはあまりいい印象を持たれないこともあります。
- カップやガラス……“グラスや陶器などの割れやすい物=関係が壊れる・別れる”といったイメージを持たれることがあり、結婚内祝いでは避けるべきと考えられています。特に、縁起を大切にする方は気にされる可能性があるので、選ぶ際は慎重になった方がよいでしょう。
結婚の内祝いでは、刃物は避けた方がいいとされています。ただし、相手にあらかじめ意向を確認した上で、名前入れやメッセージを添えたりすることで、包丁やハサミも心のこもった贈り物になります。また、カップやグラスも考え方を気にしない人もおり、ブランドグラスなどは人気の贈り物になっています。
2.日本茶
年配の方や伝統を大切にする方の中には、お祝いの品として日本茶を受け取ることに抵抗を感じる方もいます。日本茶のギフトは香典返しなどの弔事で用いられることが多く、不向きとされているためです。
しかし、日本茶は慶事にも用いられる飲み物です。華やかなパッケージのお茶や高級茶葉をセットにすると、お祝いの気持ちが伝わりやすくなります。贈る相手の好みを考え、適切な選び方をするという意識を持って選ぶことが大切です。
3.くし
ヘアケアアイテムとして日常的に使うくし。特に女性は欠かせないアイテムです。しかし、くしは忌み数(いみかず)と同じ響きとして、縁起が悪い贈り物として考えられています。くしは、9=苦、4=死を連想させるためです。
内祝いとしてヘアケアアイテムをどうしても贈りたい場合は、くし以外のアイテム(ヘアミストやブラシ)を選ぶことで、安心して相手に受け取ってもらえます。
4.靴下や靴、現金
靴や靴下は足で踏みつけるものとされる、現金は目下の人が目上の人に施しをするという意味に捉えられるため、目上の方への贈り物には適さないとされています。特に現金はマナー違反になり、失礼に当たります。
慎重に選ぶことも大切
結婚の内祝いの品物は、タブーとされる物、失礼に当たる物などがあり、どのような物でもいいというわけではありません。贈り方などを工夫し、お祝いの気持ちが伝わるように安心できる形を選びましょう。