壁の種類をチェック

今回の掃除方法は、ビニールクロスを対象としています。そのため掃除できる壁紙か、必ずチェックしてください。その際は、目立たない場所でテストすること! ビニールクロスと紙クロスの見分け方は、霧吹きで水をかけて「水を弾くかどうか」で判断できます。水を弾く場合はビニールクロス、水を吸い込む場合は紙クロスです。写真のように水を弾いていればOKです!
【用意するもの】
・重曹
・ぬるま湯
・やわらかい布 or マイクロファイバークロス(2枚)
・ハンディモップ
・古歯ブラシ
ホコリを落とす

まずは乾いた状態で、壁全体をはたきやハンディモップでさっと払います。ホコリが残ったまま水拭きすると、泥のように広がってしまうので要注意です!
ちなみに、知らぬ間にうっすら黒くなっている正体は「手の皮脂」と「ホコリ」が混ざった手アカ汚れです。
重曹水を作る

500mlのぬるま湯に、重曹小さじ2分の1(約2g)を溶かして重曹水を作ります。
掃除スタート

手アカなどの黒ずみに加えて、よくわからない汚れが付着している部分の壁紙を実際に掃除していきます。
歯ブラシで優しくこする

歯ブラシに重曹水をつけて、優しくこすっていきましょう。すると、濃くついていた汚れがスルスルと落ちていきました。
叩くように拭く

拭くときは、軽くトントンと叩くように行いましょう。というのも、ゴシゴシと拭いてしまうと、落とした汚れが広がってしまう可能性があるからです。
乾拭きで水気をとる

最後に乾いたタオルで水分を拭き取りましょう。湿ったままだとカビの原因になるので、しっかり乾かします。
まとめ

マスキングテープを外せば、一目瞭然。周りとの差がはっきりとわかる結果になりました。
軽い手アカや汚れなら、重曹水でスッと解決! ただし、“優しく控えめ”な掃除が鉄則です。さらに、カビの元になってしまうので、水気を完全に取ることを忘れてはいけません。
今回、撮影のために一部分だけ掃除したら、周りの汚れが逆に目立ってしまい、「ちゃんと周りもやってよ」と励まし(?)のお言葉をいただきました。……この後のこする力が若干強くなったのは気のせい、ということにしておきます。
