対策その1.肌をしっかり保湿する
冬に静電気が発生しやすいのは、空気が乾燥していることが原因のひとつです。おおむね気温20~25℃以下、湿度20~40%以下でおきやすくなります。
そのため、静電気を防止するには保湿が大事。お風呂上がりに保湿クリームをさっと塗るだけで、静電気はやわらぎます。特に、ヒートテックが直接触れる部分に潤いを与えてあげましょう。
対策その2.重ね着する服の素材を見直す
静電気は、じつは重ね着した服の素材によっても発生しやすくなります。ヒートテックはポリエステル、アクリル、レーヨン、ポリウレタンを組み合わせた混紡素材です。こうしたヒートテックの繊維と、異なる性質を持つ(離れた帯電列にある)繊維の服を重ね着すると電気がたまりやすいのです。
特に避けたいのは、次の組み合わせ。
・ヒートテック×ウール
・ヒートテック×ナイロン
ヒートテックにウール素材のセーターを着たり、ナイロン製の上着を合わせたりすると帯電し、静電気が発生しやすくなります。
反対に、ヒートテックの上にポリエステル製のシャツやフリースを重ねるなど、同系統の化学繊維同士の組み合わせだと、静電気は比較的起こりにくいのでおすすめです。
また、綿は帯電しづらい素材です。綿の肌着を挟むなど、間に1枚入れておくと静電気を抑えられます。
冬はどうしても重ね着が増えますが、素材をちょっと意識するだけで静電気の悩みは減らせますよ。
対策その3.柔軟剤を使う
洗濯のときに、柔軟剤を使用するのも静電気対策になります。柔軟剤の成分が繊維表面の電荷を中和し、静電気を空気中に逃がしやすくしてくれます。また、繊維表面が滑らかになることで摩擦も減り、静電気の発生自体も抑えられるのです。
わざわざ特別なものを買わなくても、いつもの柔軟剤でOK。香りが苦手なら無香料を選べば問題ありません。ヒートテックのような化学繊維は、ぜひ柔軟剤で仕上げてください。
対策をしてヒートテックの着心地を快適に
静電気はどうしようもないものと思いがちですが、保湿・素材・柔軟剤の3つを気にするだけで発生を抑えられます。
どれも今日からすぐ試せることばかり。ヒートテックの静電気対策をして、快適に防寒しましょう。



