中身を全部出す(ここが勝負!)

いきなりの“カオス状態”な写真で申し訳ない……。掃除するにも、まずは中身を全部出さないことには始まりません。ここは思い切って全部出してしまいましょう。我が家の4人分(半分は自分)の靴を出すと、この有様。もう後戻りはできません。
つい「今日のところは下駄箱の片側だけ掃除しようか……」と思いたくなりますが、ニオイの元は棚の奥や隅に潜んいでます。「全部出す」ことが肝心です。
靴についた泥・ホコリは、軽くはたいておきましょう。下駄箱の底に敷いていた紙類が湿っていたら即処分です。
【用意するもの】
・掃除機(ノズル細め推奨)
・マイクロファイバークロス3〜4枚(洗剤拭き、水拭き、乾拭き、ワックス拭き※行う場合のみ)
・中性洗剤(食器用でOK)
・バケツ
・ゴム手袋
・防臭シート
・除湿剤
・家具用ツヤ出しワックス(なくてもOK)
ホコリの吸い出し

もちろん棚板も全て取ります。するとどうでしょう、隠れていたホコリや砂が「こんにちは」。

掃除機の細ノズルで四隅、棚板の端を入念に吸い取ります。取っ手や扉の蝶番まわりも意外とホコリだらけです。
中性洗剤で拭き掃除

洗剤水はごく薄く作りましょう。「水1L : 洗剤1mL(小さじ5分の1)」程度でも汚れを落とすことができます。下駄箱は“水分×アルカリ度”に弱い性質のため、薄めの中性洗剤を使うのが最適なのです。間違っても洗剤原液をそのまま直塗りするような無謀なことはしないように!
洗剤拭き→水拭き→乾拭きの3工程まで行ったら、扉を開けっ放しにして完全乾燥させます。
棚板は中性洗剤+スポンジ洗浄

下駄箱を乾燥させている間に、取り出した棚板を洗っておきます。2Lの水に食器用洗剤を1プッシュして作った洗剤水とスポンジで汚れを退治。ウタマロクリーナーでもOKです。水で洗い流した後はしっかり乾燥させます。
消臭シートを棚板に!

乾いた棚板をそのまま設置すると、傷がつきます(経験済み)。そうならないように消臭も兼ねてシートを設置することをオススメします。

ズレないシートではあるものの、やはり出し入れしていると必ずズレが生じます。経験上手前からめくれるようにズレるので、僕は養生テープで手前を止めるようにしています。
また、新聞紙は湿気をぐんぐん吸うので下駄箱のこもった湿気対策に最適です。
家具のツヤ出しワックスで見栄えUP

掃除をするだけであれば前までの工程でOKですが、我が家の下駄箱は経年劣化もあり、白く濁っているので、家具用のツヤ出しワックスで少しでも見栄えをUPさせます。

これだけ違いが出るとやる気が出ます。ただ、均等に塗っていくのがやや難しい。

無数についてしまっていた傷もワックスをかけることで見えにくくなりました。このキレイな状態をいつまでキープできるかは、長時間ソファの上でふんぞり返っている“あのお方”次第。
除湿剤を設置

湿気の原因となる水分は、重力で下段に集まりやすいため、除湿剤は下段の隅に設置します。
まとめと注意事項

サイズアウトした靴、もう履かない靴は処分&出品します。残す靴は、シューズラックなどを使用して収納。湿気対策として、シューズ数は下駄箱の7〜8割程度がベストだそう。我が家は無理ですが……。

【注意点】
- 水拭きしすぎNG……木製・化粧板は水分で 膨張・変色 しやすい。
- 濃い洗剤はNG……表面のコーティングの白濁・ツヤ落ちの原因。
- カビは乾拭きしない……菌が飛ぶので、アルコールで押し拭きが正解。
- 湿った靴は絶対に戻さない……玄関が一気に“もわっ”と臭う原因。
- 消臭剤の置きすぎは逆効果……香りが混ざって臭くなることも。無香料の重曹・シリカゲル がおすすめ。
