「新生活で疲れを感じる人」が見直したい幸福度を下げる“4つのNG行動”

カルチャー

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2026.04.09

生活リズムが大きく動くことが多い春は、心のペースが乱れやすく、疲れを感じやすい季節でもあります。頑張りすぎるほど、心の余裕は知らないうちに削られがち。“見えない疲れ”が積み重なる前に、心の整え方を知っておくことが大切です。心理学・脳科学に詳しいマインドトレーナー田中よしこさんに「幸福度を下げてしまうNG行動と心を軽くするヒント」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん

田中よしこさん

株式会社コレット代表取締役。心理学、脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。『モヤモヤしない考え方』(ワニブックス)/最新刊『私は私を幸せにできる』(KADOKAWA)がある。

4月にやりがちな「幸福度を下げる」4つのNG行動

変化の多い4月は、周囲への配慮や責任感から、無意識に自分を追い込んでしまう“心のバグ”が起きやすい時期でもあります。

よかれと思ってやっていることが、実はじわじわと自分の幸福度を削っていることも。心をすり減らさずに新生活をスタートさせるために、特に気をつけたい「4つのNG行動」を見直してみましょう。

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NG1.オーバーペースで「最初から全力疾走」する

疲れている女性出典:stock.adobe.com

4月に入った瞬間、スタートダッシュを決めようとアクセル全開で走り出すのは、実は最も危険なNG行動です。新しい環境では、ただ座っているだけでも、名前を覚えるだけでも、脳はエネルギーを激しく消耗します。この時期に仕事や家事で100%の力を出し切ってしまうと、5月の連休明けに“燃え尽き症候群”を招きやすくなります。

【心を軽くするヒント】

意識的に「自分のペース」を整えながら過ごしましょう。ペースを上げるとき、ゆるめるときを自分で選べるようになると、コントロールしている感覚が育ち、自己肯定感も自然と高まります。

NG2.「他人との比較」で自分を評価する

スマホを見る女性出典:stock.adobe.com

SNSや職場で、キラキラと輝いて見える同僚や知人と自分を比べていませんか? 「あの人はもう馴染んでいるのに、私は……」という比較は、百害あって一利なしの思考習慣です。他人の“見えている部分(表舞台)”と、自分の“見えていない苦労(舞台裏)”を比べても、そもそも土俵が違うのです。

【心を軽くするヒント】

比べる相手は他人ではなく、“昨日の自分”です。どうしても気になるときは、相手のどこを一番羨ましいと思っているのか、自分のどこに一番ダメ出ししているのかを丁寧に確認してみましょう。その気づきが、明日からできる具体的な行動につながり、前に進むヒントになります。

NG3. 「弱さを見せてはいけない」と思っている

胸に手を当てる女性出典:stock.adobe.com

「自分がしっかりしなければ」と責任を背負い込み、弱音や不安を封印してしまう人はいませんか? 感情にふたをすると、その気持ちは心の中で発酵し、やがて重いストレスへと変わってしまいます。「この年齢で弱音なんて格好悪い」というプライドが、自分を孤立させ、幸福度を大きく下げることもあります。

【心を軽くするヒント】

信頼できる誰かに「実はちょっと疲れていて」と漏らすことは、弱さではなく“自己管理能力”の証です。愚痴ではなく、「気持ちを聞いてもらう」という意識で話してみましょう。言葉にするだけで脳の扁桃体の興奮が落ち着き、心は驚くほど軽くなります。

NG4. 「努力の量」と「自分の価値」を直結させる

ステップ出典:stock.adobe.com

「成果を出せていない今の自分には価値がない」と思い込んでしまうのも、この時期に陥りやすい罠です。新しい環境では、努力がすぐに結果に結びつかないのが当たり前。それなのに、成果(Do)と存在価値(Be)をセットにしてしまうと、心が折れやすくなってしまいます。

【心を軽くするヒント】

あなたの価値は、仕事の出来・不出来や環境への適応スピードとは関係なく、もともと備わっているものです。「結果はまだ先だけど、今日も誠実に向き合った自分は素晴らしい」「今は進んでいる途中。どんな結果になるか楽しみ」。そんなふうに“道のり”も楽しみながら、努力と自己価値を切り離して考える習慣をつけていきましょう。

4月は「加点方式」で生きてみよう

笑顔の女性出典:stock.adobe.com

私たちはつい、できていないことに目を向ける“減点方式”で自分を採点しがちです。これは、誰でも持っている脳の習性。あなたが劣っているわけでも、ダメなわけでもありません。

これまでさまざまな変化の時期を乗り越えて、今の日常を送れていること。気持ちのいい天気の中で好きなものを食べられること。そんな“すでにできていること”や“今ここにある豊かさ”をもっと味わい、慈しんでみてくださいね。

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

教えてくれた人

田中よしこ

田中よしこ

株式会社コレット代表取締役。心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。

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