「袖口・裾の黒ずみ」の正体は?

袖口や裾の黒ずみは、皮脂汚れ+ホコリや汗が混ざったものです。学校の制服なら、鉛筆の汚れも混ざっていることが多いですね。
机に腕をついたり、ノートを書いたり。毎日の動作で、袖口は特に汚れやすい場所です。
「汚れを落とす」か「服を守る」か
まずこの制服の洗濯表示を見ると、30℃、中性洗剤使用、漂白剤NG。
桶マークの下に線もあるので、デリケートに洗う必要があるセーターでした。
つまり、本来はつけ置き洗いができない素材です。

そこでスタッフに聞きました。
「風合いを守りたい?それとも、汚れを落としたい?」
答えは「制服だし、汚れを落として、白くしたい」でした。
今回の作戦:洗剤は強く、洗い方はやさしく

おしゃれ着洗剤は、衣類への負担が少ないマイルドな洗浄力なので、黒ずみまで落とせないのは仕方がないことです。かといって、中性洗剤で袖口をゴシゴシ揉み洗いしたら、繊維が傷んでヨレヨレになるリスクがあります。
そこで今回は、洗浄力の高いアルカリ性粉末洗剤を使い、物理的な力をかけずにつけ置きで洗う方法を試しました。
洗剤としては洗濯表示に合っていませんが、その分洗い方をやさしくして、負担を減らす作戦です。
ただし、縮みや風合いの変化が起きるリスクはあります。試す場合は自己責任で、様子を見ながら進めてくださいね。
実際に袖口の黒ずみを落としてみた
40℃のお湯に、アルカリ性粉末洗剤を溶かし、袖口だけをつけ置きしました。

1時間ほどつけると……こんなに汚れが!!

つけ置き洗いの結果は? 大成功!

かなりキレイに、見違えるほど白くなりました! 娘さんに見せたら「すごーい!」と喜んでもらえたとのこと。縮みや風合いの変化も、今回は気にならなかったそうです。
注意:ウールなど動物性素材は要注意
今回の方法がすべてのニットに使えるわけではありません。ウールやカシミヤなど動物性素材や、「水洗い不可」のものである場合、アルカリ性洗剤や酵素入りの洗剤を使うと繊維を傷めてしまいます。素材表示を確認して、アクリルやポリエステル混など合成繊維であることを確認してから試してくださいね。
「蓄積させない」のがベスト

今回のような強めの洗い方は、あくまで最終手段。デリケートなニットは本来は、汚れを蓄積させないことが一番です。
制服のニットも、週に1回はおしゃれ着洗剤で洗う。
これだけで、黒ずみがたまりにくくなりますよ。
黒ずみが気になったら、諦める前に試してみてください。そして来シーズンは、汚れをためないを意識してみてくださいね。
