もう諦めてた。「制服のセーター」袖口の黒ずみを落とす“最終洗濯術”

掃除・暮らし

2026.04.01

洗濯研究家の平島 利恵です。 制服のセーター、袖口や裾だけ黒ずんでいませんか? 先日、スタッフからこんな相談がありました。「娘の制服セーター、袖口がすごく黒くて……。娘に言ったら『みんなもっと黒いよ』って。でも、やっぱり気になるんですよね」 学校の制服も、仕事の制服も、毎日着るから袖口は特に汚れやすいですよね。おしゃれ着洗剤で洗っても落ちない……そんな黒ずみ、実際に落とせるのか試してみました。

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「袖口・裾の黒ずみ」の正体は?

袖口の汚れの正体とは?

袖口や裾の黒ずみは、皮脂汚れ+ホコリや汗が混ざったものです。学校の制服なら、鉛筆の汚れも混ざっていることが多いですね。

机に腕をついたり、ノートを書いたり。毎日の動作で、袖口は特に汚れやすい場所です。

「汚れを落とす」か「服を守る」か

まずこの制服の洗濯表示を見ると、30℃、中性洗剤使用、漂白剤NG
桶マークの下に線もあるので、デリケートに洗う必要があるセーターでした。

つまり、本来はつけ置き洗いができない素材です。

洗濯表示

そこでスタッフに聞きました。

「風合いを守りたい?それとも、汚れを落としたい?」

答えは「制服だし、汚れを落として、白くしたい」でした。

今回の作戦:洗剤は強く、洗い方はやさしく

洗浄力の高い洗剤でやさしく洗う

おしゃれ着洗剤は、衣類への負担が少ないマイルドな洗浄力なので、黒ずみまで落とせないのは仕方がないことです。かといって、中性洗剤で袖口をゴシゴシ揉み洗いしたら、繊維が傷んでヨレヨレになるリスクがあります。

そこで今回は、洗浄力の高いアルカリ性粉末洗剤を使い、物理的な力をかけずにつけ置きで洗う方法を試しました。

洗剤としては洗濯表示に合っていませんが、その分洗い方をやさしくして、負担を減らす作戦です。

ただし、縮みや風合いの変化が起きるリスクはあります。試す場合は自己責任で、様子を見ながら進めてくださいね。

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実際に袖口の黒ずみを落としてみた

40℃のお湯に、アルカリ性粉末洗剤を溶かし、袖口だけをつけ置きしました。

袖口だけつけ置き洗い

1時間ほどつけると……こんなに汚れが!!

1時間後、衣類から出た汚れにおどろき

つけ置き洗いの結果は? 大成功!

袖口が真っ白に!

かなりキレイに、見違えるほど白くなりました! 娘さんに見せたら「すごーい!」と喜んでもらえたとのこと。縮みや風合いの変化も、今回は気にならなかったそうです。

注意:ウールなど動物性素材は要注意

今回の方法がすべてのニットに使えるわけではありません。ウールやカシミヤなど動物性素材や、「水洗い不可」のものである場合、アルカリ性洗剤や酵素入りの洗剤を使うと繊維を傷めてしまいます。素材表示を確認して、アクリルやポリエステル混など合成繊維であることを確認してから試してくださいね。

「蓄積させない」のがベスト

蓄積させる前に洗濯を

今回のような強めの洗い方は、あくまで最終手段。デリケートなニットは本来は、汚れを蓄積させないことが一番です。

制服のニットも、週に1回はおしゃれ着洗剤で洗う。
これだけで、黒ずみがたまりにくくなりますよ。

黒ずみが気になったら、諦める前に試してみてください。そして来シーズンは、汚れをためないを意識してみてくださいね。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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