衣替えで出した「ブラウスの襟元」が黄ばんでる…。意外と知らない“つけ置きNG素材”と正しい洗い方

掃除・暮らし

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2026.03.31

洗濯研究家の平島 利恵です。春の衣替えで出したブラウスやニット。襟元が黄ばんでいた……なんてこと、ありませんか? 「黄ばみにはつけ置き洗いがいい」と聞いたことがある方も多いと思います。でもじつは、デリケートな素材はつけ置きNGなこともあるんです。今回は、つけ置きNGな素材と正しい洗い方を解説します。

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どうして服は黄ばむの?

黄ばみの原因は汗・皮脂汚れ

黄ばみの原因は、しまう前に落としきれなかった皮脂や汗の汚れです。しまう時には、まだ目に見えませんが、時間が経つと酸化して黄色く変色します。そして、衣替えで出した時に黄ばみとして現れるのです。この“汚れの酸化”は、切ったリンゴが茶色くなるのと同じ現象です。

つけ置きできる? できない?

黄ばみ落としには、アルカリ性粉末洗剤を使った、つけ置き洗いが効果的です。でも、素材によっては傷むリスクがあるので注意が必要です。

必ず洗濯表示を確認しましょう。
「桶マークに×」があるものは、そもそも家庭で洗濯できないので、クリーニング店でケアしましょう。

洗濯表示をチェック

綿・麻・ポリエステルなど丈夫な素材なら、つけ置き洗いで、黄ばみをスッキリ落とせます!

黄ばみを落とすなら、つけ置き洗いが効果的

一方、シルク・ウール・カシミヤ・レーヨンなどデリケート素材は、縮みや傷みの原因になるのでつけ置き洗いは避けましょう。

つけ置きNGの衣類

洗濯表示に「手洗いマーク」や「中性洗剤使用」と書いてあるものも同様です。

デリケート素材の黄ばみ、こう落とす

つけ置きできない素材は、洗剤を塗布してから洗濯機で洗う方法がおすすめです。

手順

1:黄ばみ部分に中性洗剤を直接塗る

汚れに洗剤を塗布

2:繊維の奥に洗剤を届ける

洗剤を繊維の奥へ
ゴム手袋をした手で洗剤をやさしく揉み込むか、歯ブラシでトントン叩いてなじませます。洗剤を繊維の奥に届けるイメージです。

※ゴシゴシ擦るのはNG! 繊維を傷めたり、汚れを押し込んでしまいます。特にニットは縮みの原因に。

3:弱水流コースで洗う

洗濯ネットに入れて洗濯機へ

汚れた面を表にして洗濯ネットに入れて、「手洗いコース」「ドライコース」で洗いましょう。

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落ちなかったらクリーニングへ

家庭での洗濯には、限界とリスクがあります。上記の方法で落ちない場合や、洗濯表示が「家庭洗濯NG」の服は、クリーニング店へ。

クリーニングは、水に濡れると傷んでしまうデリケートな衣類を、専用の溶剤でケアできるのが強みです。大切な服ほど、無理せずプロに任せるのも正解です。

デリケート素材こそ「ついたらすぐ」が鉄則

デリケートな服こそすぐ洗う

デリケートな素材は、強い洗浄力で洗えません。だからこそ、汚れが蓄積する前に、落とすのが鉄則です。

冬物をしまう時も、ひと手間を

春物を出したということは、冬物をしまう時期ですよね。
来シーズン出した時に「黄ばんでた……」とならないように、しまい洗いはいつもより念入りに。

  • つけ置きできる素材は、しっかりつけ置き洗い
  • つけ置きできない素材は、襟・袖口など皮脂がつきやすい部分に洗剤を塗布してから洗う

このひと手間で、来年の衣替えがラクになりますよ。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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