「歯医者の予約、ずっと後回し…」気持ちがラクになる『気がかりゼロ』頭の中のノイズを消すコツ

お金・学ぶ

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2026.05.28

毎日多くのタスクに追われて、つい「気がかりなこと」を後回しにしてしまうのはなぜだろう? ペットボトルを集めて捨てる、将来について考える、歯医者の予約をする……などなどさまざまな「気がかり」を整理して解決したり手放したりするコツを「気がかりゼロ」の著者である山田智恵さんに伺った。

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『気がかりゼロ』著者・山田智恵(やまだ ともえ)さん

山田さん

『気がかりゼロ』は、「人生を変えよう」と背中をぐいっと押す、いわゆる啓発本ではない。

自己肯定感や“理想の自分”といった言葉に、少し疲れてしまった人でも、力を抜いて読める一冊だ。

山田さんが教えてくれるのは、「気がかり」をやさしく整理し、少しずつアタマとココロの中から解放していくメソッド。

なぜ「気がかり」は発生するのか?

気がかりゼロ出典:d21.co.jp

「なぜ気がかりが発生するのか」を山田さんはこう説明してくれる。

「ヒトってどんな小さな事でも、やるって『決める』こと自体にエネルギーがとっても必要なんですよ。だから、つい忙しかったり元気のない時には後回しにしちゃう。でもアタマやココロの中にはびっちり貼りついたまま残っていて、それが『気がかり』になっちゃうんです」

歯医者出典:www.ac-illust.com

歯医者の予約やサブスクの解約、片付け……どれもすぐにできることばかりなのに、つい放置してしまう。

なるほど、後回しにしてしまうのは「エネルギー不足」というわけか。

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まずは書き出してアウトプット

ワークシート出典:d21.co.jp

「まずは“気になっている”ということに気づくのが大切です」
アタマの中から外に出すアウトプットを山田さんは推奨する。

「自分でできる」「他者も関わる」、「すぐ終わる」「時間がかかる」を、それぞれ縦横に軸を取り、4つのゾーンに仕分けていく。

起業出典:www.ac-illust.com

このワークシートは、事柄の大小にかかわらず、気になっていることを全て可視化するためのものだ。
実際に見せてもらったシートには、「コットンを買う」と「起業について考える」が同じ紙の上に並んでいた。

ワークシート

スケールは違うが、アタマの中ではどちらも同じ「気がかり」の1つ。しかも、実は小さなことほど長い期間「気がかり」となってしまうらしい。

山田さんの場合は?

山田さん

「私は、すぐ解決できることに、なかなか手が出ないタイプなんです。だってスーツケースのタイヤを8年も壊れたままにしていたんですもん!」

そんな告白を聞いて一気にハードルが下がった。
「壊れたサンダルを捨てる」「鍋の取っ手のネジを締める」、そんなカッコ悪いことでも、書き出していい。

タスクではなく、あくまでも「気がかり」だから、「後回しにしていること」でいいのだ。

「気がかり」の正体を仕分けする

実家出典:www.ac-illust.com

ワークシートで仕分けてみると、解決する方法が見えてくる。
歯医者なら電話1本、5分で予約が完了だ。

一方、家族や実家の問題は、自分ひとりでは進められないし、今日明日中に答えがでる問題でもない。

「進まない=自分がダメ」ではなく、「時間がかかる問題」だったり「ひとりじゃ解決できない事柄」とわかるだけでも、少し気持ちがラクになる。

1つでもできたら後は…

「0.1歩でもいいから、とにかく動くこと。すると、自分が自分をちゃんとコントロールしてるっていう感覚が持てるんです。1つでもできたら、もう後はカンタン。あれもこれも……って、どんどん片付いていきますよ」

スーツケース出典:www.photo-ac.com

朗らかに話す山田さんのスーツケースは無事に8年越しに修理に出され、快適な使い心地になったそうだ。

「ああ、なんで放置してたんだろう」

そう思った直後から、遠方へ出向くことが増えたという。
軽井沢での同窓会、名古屋での講演会、そしてついにはパリにまで!
「気がかり」をひとつ片付けて、山田さんの人生は文字通り転がり出したというわけ。

スーツケースのタイヤといっしょに……。

■「気がかりゼロ」
単行本(ソフトカバー) – 2025/12/19
山田智恵(著)
https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-3267-2

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著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター・インタビュアー歴20年以上。媒体を問わず取材執筆を行う。現在では自身の主食「チョコレート」や時間やタスク管理だけではなくココロを整える「手帳」、軽やかに生きるための「自分と向き合う方法」、シゴデキ女子や店舗の「密着取材」などをライフワークとして行う。

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