チー母の時間軸

作画・原案:チッチママ
自分の時間なのに、自分で決められない
仕事と介護を両立していると、介護をしている時間だけでなく介護をしていない時間まで、家族の予定を中心に動くようになることがあります。
帰宅が遅くなる日、チー母は出勤前にチー父の晩ご飯を準備していました。「何時に家を出るか」ではなく、「何時からご飯を作り始めるか」を考え、そこから逆算して一日を組み立てる。
けれど、ふと気づきます。仕事をしているときも、出かけているときも、頭の中にあるのはチー父の生活のこと。自分の時間であるはずなのに、自分の都合だけでは使えない。その積み重ねが少しずつチー母の心を疲れさせていたのです。
介護の負担は、お世話にかかる時間だけでは測れません。予定を考え続けることや、常に家族を気にかけることも、目には見えない大きな負担です。
「大したことではない」と飲み込む前に、「自分の時間がないと感じている」と誰かに話してみる。言葉にすることが、自分の生活を少し取り戻すための第一歩になるのかもしれません。
