教えてくれたのは……天野千恵里(あまの・ちえり)先生

一級建築士・風水師。大手ハウスメーカーで設計・インテリア業務に従事後、「住まいで運気を高めたい」という声をきっかけに本場中国伝統風水を学ぶ。25年以上、延べ4000件以上の鑑定実績を持つ。住宅・店舗・オフィスの風水鑑定や設計提案を行い、「運気の流れまで整った空間づくり」に定評がある。YouTube「開運風水チャンネル」は4万人登録。
玄関は“家の気の入口”。まずは気が入る道を整えることから
前回の記事では、「中国伝統風水の考え方」についてご紹介しました。中国伝統風水では、運気が良い家は、家の入り口から良い気がスムーズに入る構造であることが重要とされています。
気はどこから入るかというと、まず「玄関」です。玄関は、人が通ることで気が動く場所。ただし、気が入ってきても、家の奥まで巡っているかどうかが重要です。
玄関が散らかると気が止まる理由
散らかった玄関には人が入りづらいように、気もスムーズに入ってこられないと考えられています。「物が多く乱雑な状態になっている」「嫌なニオイがこもっている」などの状態は、気が玄関で止まってしまいます。玄関が整っている家は、悪い気が入りにくいとも言われます。人が入ったときに「気持ちいい」「この家に上がってみたい」と感じる家は、気がスムーズに巡っている家なのです。
風水と掃除は本来別物ですが、「気を通す」という観点では、玄関の整理整頓は誰にでも取り入れやすく、意識しておきたいポイントだと言えます。
心・体・空間はつながっている。玄関が与える心理的影響
風水には「環境心理学」の要素も含まれ、玄関は“家の口”と考えられています。心・体・空間はすべてつながっているとされ、私たちは暮らす建物から大きな影響を受けています。口に物が詰まっていたら呼吸がしづらいように、玄関が散らかっていると家に気が入りにくくなると考えられています。
玄関の状態は、人の脳とも直結していると言われています。玄関が乱れていると、「通れない」「行けない」といった阻害感が生まれ、判断力や行動力が落ちてしまいます。それらの力が落ちると、働く気がしない、やる気が出ないといった“意欲の低下”につながり、結果としてお金の流れも滞りやすくなるのです。
反対に、玄関がすっきり整っていると、帰ってきた瞬間に気持ちが落ち着き、「今日も家でゆっくり過ごそう」と自然に思えるものです。整った空間は心身の状態や脳の働きを良くし、行動も前向きになります。よく「金運を上げたい」と言われますが、まずは良い状態の空間をつくっておかないと、お金の流れは入ってこないのです。
玄関を整えることは、気の巡りだけでなく、心や行動、そしてお金の流れを整えるための最初の一歩です。次回は「金運を下げるNG習慣」についてご紹介します。



