その1. 食費の“細かすぎる”節約
たとえば、「1円でも安い商品を求めてスーパーをはしごした」「まとめ買いでお得だからと食べきれない量の食材を買った」
こうした節約をしたことがある人は多いのではないでしょうか。確かに商品単価は安くなるかもしれませんが、移動時間や燃料費を考えると節約効果は思ったほど大きくないですし、食べきれずに捨てることになってしまうと、節約のつもりが逆にもったいない結果になってしまいます。
食費の細かな節約は、常に節約を意識し続けることでストレスがたまり、長続きしないという問題もあります。また、食事は健康にも直結するため、必要な栄養まで削るような節約はおすすめできません。
食費は細かな価格差を追いかけるよりも、外食の回数や予算を決めたり、コンビニ利用を減らしたりするなど、無理のない方法のほうが続けやすいでしょう。
その2. 光熱費の“我慢する”節約
「暑くても冷房をつけない」「寒くても暖房を我慢する」。
こうした我慢型の節約は、必ずしも費用対効果が高いとは言えない場合もあります。
節約できる金額は限られている一方で、体調を崩したり、睡眠の質が下がったりするリスクがあります。それによって仕事や家事の効率が落ちれば、かえって生活全体の満足度も下がってしまいます。
もちろん、水の出しっぱなしを避ける、使用していない部屋の照明を消すなど、基本的な節約は大切です。
しかし、大きな効果を期待するなら、電力会社や料金プランの見直しなど、一度の手間で継続的な効果が得られる方法を優先したほうが良いでしょう。
その3. おこづかいを“極端に減らす”節約
家計を引き締めようとして、自分や配偶者のおこづかいを必要以上に削る家庭もあります。
しかし、自由に使えるお金がほとんどない状態では、友人との付き合いや趣味を我慢することが増え、大きなストレスにつながります。
その反動で、ある日まとめてお金を使ってしまうケースも少なくありません。
また、「必要なときに家計から出す」というルールにすると、支出の上限が曖昧になり、かえって家計管理が難しくなることもあります。
家計が夫婦別管理でも共同管理でも、それぞれの収入や家計状況に応じた適正なおこづかい額を確保し、その範囲でやりくりすることが大切です。
貯金ができる人は「ラクな節約」を選んでいる
お金が貯まる人は、食費を極限まで削ったり、光熱費を我慢したり、おこづかいを減らしたりといった、負担の大きい節約から始めません。
代わりに、保険料や通信費、サブスクなどの固定費を見直し、一度の改善で効果が続く仕組みづくりを重視しています。
節約は「どれだけ我慢できるか」ではなく、「どれだけ無理なく続けられるか」が大切です。
そのためには、続けやすい仕組みを作ることが欠かせません。まずは固定費や利用していないサービスを見直し、効果の大きい節約から取り組んでみましょう。




