洗濯機の「おしゃれ着コース」と「標準コース」決定的な違いとは?いつも設定変えずに洗ってた…

掃除・暮らし

2026.10.24

洗濯研究家・クリーニング師の平島利恵です。四児の母として日々の洗濯に向き合いながら、家庭で実践しやすい洗濯のコツをお伝えしています。ニットもワンピースも全部、いつも同じの「標準コース」で洗っていませんか?  実はそれ、服の寿命を縮めているかもしれません。「標準コース」と「おしゃれ着コース」では洗い上がりに大きく差が出ます。今回はその決定的な違いと、やりがちなNG例をご紹介します。

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決定的な違いは「洗濯機の動き」

洗濯機は、水流の力と洗濯槽の動きで汚れを落としています。

標準コースは、洗濯槽をしっかり動かしてパワフルに汚れを落とす設計。脱水も長めです。

一方のおしゃれ着コースは、洗濯槽の動きを抑えて、やさしく押し洗いするように洗います。ドラム式だと、ほとんど動いていないように見えるくらいです。水流を弱くしているだけではなく、洗濯機の動き自体が違うんです。

その洗い方、服を傷めてるかも?

知らぬ間に服を傷めているかも出典:stock.adobe.com

NG1: ニットを標準コースで洗っている

ウールといった毛織物は、水に濡れると繊維の表面が開き、絡まりやすくなります。このときに洗濯機の強い水流で洗ってしまうと、繊維同士が絡み合って縮んだり、硬くなってフェルト化したりします。

おしゃれ着コースならやさしく洗えるので、縮み・傷みを防げます。

NG2:ブラウスを標準コースで洗っている

ブラウスやシャツのシワは、詰め込みすぎと脱水のしすぎが大きな原因です。詰め込まれた状態で強く脱水すると、シワシワの状態で固定されてしまいます。

脱水がゆるやかな「おしゃれ着コース」を使い、さらに一度に洗う量を減らして洗い分けることで、シワを大幅に減らせます。少し手間には感じますが、その分アイロンがけなどの後処理がぐっとラクになりますよ。

NG3:洗濯表示を見ていない

とはいえ、おしゃれ着コースなら何でも洗えるわけではありません。

洗濯表示の桶マークに×がついていたら、それは家では洗えない服。気づかずに洗ってしまうケースもありますので、服を買うときに桶マークに×がないか確認しておくと安心です。

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どっちのコースで洗う? 使い分けの目安

おしゃれ着コースで洗いたい服

おしゃれ着用洗剤で洗う

  • ニット・セーター
  • ブラウス・シャツ(薄手のもの)
  • ワンピース
  • レース・刺繍がついた服
  • 洗濯表示に下線があるもの(下線1本は、弱い洗濯処理が適したものを表す)

これらの服は、おしゃれ着コースを選択したうえ、「おしゃれ着用洗剤」で洗うのがおすすめです。

標準コースでしっかり洗いたい服

標準コースで汚れをしっかり落とす

  • タオル
  • 下着・肌着
  • 靴下
  • Tシャツ(普段着)
  • 子どもの体操着・運動着

コース選びで服の寿命が変わる

洗濯コースを適切なものに変えるだけで、服の持ちが変わります。お気に入りの服をきれいに長く着るために、今日から意識してみてくださいね。

洗濯機のおすすめコースの選び方はこちらの動画もご覧ください。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

洗濯研究家

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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