育児あるある図鑑【File.35】は… 『なんでも絆創膏』
■生息地
リビングやソファの上など。
何かある度に、すぐに薬箱の付近にも現れる。
■生態
絆創膏に対する信頼感がとてつもなく大きい。
切り傷やすり傷ができてしまったときはもちろんのこと、腕や足をちょっとぶつけたり、軽く赤くなったりしたようなときにも絆創膏を貼りたがる。
とにかく何かがあったら、まずは一番に絆創膏を貼る。
そして驚くことに、さっきまで「痛い痛い」と騒いでいたのにも関わらず、貼った瞬間に一気におとなしくなる。
だからこそ、泣いたりして大変なときには、パパやママからしても、“困ったときの絆創膏頼み”になったりもしがち。
ただ、無駄に何枚もベタベタと貼りまくったり、貼ったと思ったらすぐに剥がしたりする困った一面も持ち合わせている。
■「勝手に貼らせてしまう」のは避けるべき
絆創膏は“魔法のテープ”だと思っている子どもは少なくないはず。
うちの娘も例外ではなく、少しでも痛いところがあると、すぐに「絆創膏を貼ってもいい?」と聞いてきます。
基本的には、「血が出ていないときには貼っても意味がないよ」と言っているのですが、娘はどうも納得がいっていない様子。
「痛いときには絆創膏を貼れば治るんだよ!」とでも言いたげな顔で、僕のことを軽く睨んでくることも…。
机に足を打ったり、壁に頭をぶつけたり、ひどい場合には蚊に刺されてかゆいときにまで、絆創膏を貼ろうとしたりします。
子どもにとっては、精神的な安心にもつながるのかもしれませんが、あまりにもベタベタと貼られるのは無駄使いにもなるので、子どもが自由に取れる場所には置いておかないほうがいいでしょうね。
次回の育児あるある図鑑は、「きみはペット」です。お楽しみに!
文/山田周平
ライター。1児の娘の父親である。WEBサイトの企画・ライティングや恋愛・育児コラムの執筆などを行っている。著書に『ひとのパパ見てわがパパ直せ』(メディアソフト)。
イラスト/波打ベロ子
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