大切な人だからこそ、気持ち良く「従属」してしまう
「他者」には、もちろん大切な家族やパートナーも含まれています。自分にとって大切な人かもしれませんが、大切にするやり方がまちがっている人もいるため、より注意が必要なこともあります。
たとえば男性のなかには、女性が自分に対して唯々諾々(いいだくだく)と従うことを好む人がいます。もし、あなたがそんな人に惹かれてしまったら、「この人は運命の人ではないのだ」と思い直して、できれば遠ざかってほしいなと思います。
なぜこんなことが起きるかというと、女性は「従うほうが気持ちいい」タイプの脳を持っているからで、脳が否応なく反応してしまうのです。
相手に従属する人生がいいなら、それはもう仕方ありません。ただ、もしそんな関係性が嫌だと思うなら、なるべく意識して相手の言動を観察して見極めることが大切です。
たとえそれが、あなたの大切な人であっても。
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中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。横浜市立大学、東日本国際大学などで教鞭を執る。脳科学や心理学をテーマに研究や執筆活動を行うほか、その知見を生かしてテレビや雑誌でも活躍。社会問題やビジネス、カルチャーなど、幅広い分野を、科学の視点で読み解く語り口が人気。
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