インスタ炎上で理解した「いつも通り働け」ハラスメントの存在

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2020.04.21

川村真木子です。
アメリカの大学を卒業後、娘を育てながら外資系金融機関で働いています。
不定期連載2回目の今回は「自粛要請の中での働き方と雇用者との関係」について。

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SNSでプチ炎上を経験

出典:unsplash.com

先日、コロナ自粛期にやるべきことの1つに「美容整形やレーザーなどのダウンタイムを要する美容施術」とインスタコラムに書いたら、プチ炎上してしまった。

沢山の美容業界で働く方々から「お願いだからサロンに来ないでください」「美容は不要不急です」とのコメントが殺到し、驚いた。
「えっと、美容サロンの皆様、私に来ないでと言う前にお宅がお店を閉めれば良いんじゃないですか?」とコメントして更に炎上、ドツボにハマってしまったのだった。

炎上の原因は「いつも通り」を要請する態度?

よくよく話を聞いてみると、「来ないでください」と悲痛な叫び声をあげていたのは、美容サロンで働く看護師さんやスタッフの方たち。
何とか1日でも通常運転を貫きたいサロンオーナーと雇用されている側との温度差が、結果として「炎上」に繋がってしまったのだと理解した。

ビジネスを死守したいオーナーと、命の安全を脅かされたくないスタッフ陣。そして何も考えずに「開いてるなら」と無邪気にやって来ようとした私みたいな空気を読まない客。

それぞれがそれぞれの目的があるのだけど、普段強い立場にあるビジネスオーナーがスタッフに対し「通常運転」を求め過ぎた場合、それは「いつも通り働けハラスメント」となってしまうのかもしれないと気付いた。

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著者

川村 真木子

川村 真木子

奈良県生まれ。一児の母。高校時代に渡米、UCバークレーを卒業する。卒業後、米投資銀行ゴールドマンサックスを経て米大手投資会社に転籍。3万人のフォロワーを抱える社会派インスタグラム @makikokawamura_ が人気。

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