小学生の子ども向けのポイント
小学生以上の子どもの場合、単に「1つ動いたら1つもらえる」ではなく、ルールを増やしてみましょう。
【ルール1】タスクの難易度によって達成感を変える
タスクの難易度によって、もらえる宝石の数や大きさを変えてみます。たとえば、歯みがきなら宝石1つ、子ども部屋の片づけなら宝石3つ、玄関掃除の手伝いなら宝石5つといったように。
大変さに見合った報酬になることで、モチベーションを維持しやすくなるはずです。
【ルール2】いつものおこづかいに、お手伝いでチップをつける
集めた宝石を、寝る前に集計してみましょう。そして、がんばった分を「チップ」として、普段のおこづかいに上乗せしてあげます。
1つ分の値段は、子どもの年齢と合わせて設定します。おすすめは1宝石1円。1つ分の値段はとにかく低めに設定したほうがいいでしょう。
たとえば、たとえば1宝石10円で1日30個貯まったら300円です。1ヵ月毎日30個集めたら9000円とチップにしては多すぎる金額になってしまいます。
ただし、大きなものと小さなものがあり、それによって難易度を分けている場合は、大きな宝石は5円などと増やしてもいいかもしれません。
【ルール3】がんばった結果は「自分のやりたいことをやる権利」に反映される
チップ方式のほかに、報酬を「行動でもらう」というのも良さそうです。
その場合は、1宝石を10ポイントなどに設定します。そして、100ポイントでYou Tube視聴30分、200ポイントでゲーム30分などと「ごほうび行動」と交換できるようにします。
うまくいくために作るといいもの
【ポイント1】メニュー表を作っておこう
今、Twitterで「ママペイ」という取り組みが広がっているようです。お手伝いや勉強をしたら「ペイ」がもらえて、貯まったらごほうびがもらえるというシステム。
この「ママペイ」では、あらかじめ、生活習慣やお手伝いなどの一覧表が作ってあり、もらえるペイの量がすぐにわかります。
また、一覧表があれば、その都度「今ならこれができそうだ」とか、「そういえばこれもやっておかなければ」と考える必要はありません。選ぶだけで行動がはじめられるので、より取り組みやすくなるはずです。
【ポイント2】ポイント通帳をつくろう
銀行の通帳のようなイメージで、ポイント通帳を作っておくのも良さそうです。
日にちと宝石で集めたポイント数をメモします。そして「ごほうび行動」のためにポイントを使ったら、その分を記録する。
貯金するときのような、増えていく楽しさを味わえます。また、残高を確認しながら「ごほうび行動」を選べるようになります。
宝石集めは、子どもとの生活をスムーズにして楽しむためのアイデアです。1つ行動したら1つ宝石をあげる。年齢によっては難易度を上げたり、ごほうびを設定したりとオプションをつけて、親も子どももラクに楽しく過ごしてみませんか?
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