自発的に動ける子になる!? 魔法の「宝石集め」システムで「〇〇しなさい」を言わなくなった

家族・人間関係

2020.05.19

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小学生の子ども向けのポイント

出典:stock.adobe.com

小学生以上の子どもの場合、単に「1つ動いたら1つもらえる」ではなく、ルールを増やしてみましょう。

【ルール1】タスクの難易度によって達成感を変える

タスクの難易度によって、もらえる宝石の数や大きさを変えてみます。たとえば、歯みがきなら宝石1つ、子ども部屋の片づけなら宝石3つ、玄関掃除の手伝いなら宝石5つといったように。

大変さに見合った報酬になることで、モチベーションを維持しやすくなるはずです。

【ルール2】いつものおこづかいに、お手伝いでチップをつける

集めた宝石を、寝る前に集計してみましょう。そして、がんばった分を「チップ」として、普段のおこづかいに上乗せしてあげます。

1つ分の値段は、子どもの年齢と合わせて設定します。おすすめは1宝石1円。1つ分の値段はとにかく低めに設定したほうがいいでしょう。

たとえば、たとえば1宝石10円で1日30個貯まったら300円です。1ヵ月毎日30個集めたら9000円とチップにしては多すぎる金額になってしまいます。

ただし、大きなものと小さなものがあり、それによって難易度を分けている場合は、大きな宝石は5円などと増やしてもいいかもしれません。

【ルール3】がんばった結果は「自分のやりたいことをやる権利」に反映される

チップ方式のほかに、報酬を「行動でもらう」というのも良さそうです。

その場合は、1宝石を10ポイントなどに設定します。そして、100ポイントでYou Tube視聴30分、200ポイントでゲーム30分などと「ごほうび行動」と交換できるようにします。

うまくいくために作るといいもの

【ポイント1】メニュー表を作っておこう

今、Twitterで「ママペイ」という取り組みが広がっているようです。お手伝いや勉強をしたら「ペイ」がもらえて、貯まったらごほうびがもらえるというシステム。

この「ママペイ」では、あらかじめ、生活習慣やお手伝いなどの一覧表が作ってあり、もらえるペイの量がすぐにわかります。

また、一覧表があれば、その都度「今ならこれができそうだ」とか、「そういえばこれもやっておかなければ」と考える必要はありません。選ぶだけで行動がはじめられるので、より取り組みやすくなるはずです。

【ポイント2】ポイント通帳をつくろう

銀行の通帳のようなイメージで、ポイント通帳を作っておくのも良さそうです。

日にちと宝石で集めたポイント数をメモします。そして「ごほうび行動」のためにポイントを使ったら、その分を記録する。

貯金するときのような、増えていく楽しさを味わえます。また、残高を確認しながら「ごほうび行動」を選べるようになります。

宝石集めは、子どもとの生活をスムーズにして楽しむためのアイデアです。1つ行動したら1つ宝石をあげる。年齢によっては難易度を上げたり、ごほうびを設定したりとオプションをつけて、親も子どももラクに楽しく過ごしてみませんか?

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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